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ダイヤル7をまわす時
著者 泡坂妻夫(著)
かつて戸根市に存在した暴力団・北浦組と大門組は、事あるごとにいがみ合っていた。そんなある日、北浦組の組長が殺害される。鑑識の結果、殺害後の現場で犯人が電話を使った痕跡が見つかった。犯人はなぜすぐに立ち去らなかったのか、どこに電話を掛けたのか? 正統派犯人当て「ダイヤル7」。船上で起きた殺人事件。犯人はなぜ死体の身体中にトランプの札を仕込んだのか? トランプの名品〈ピーコック〉をめぐる謎を描く「芍薬に孔雀」など7編。貴方は必ず騙される! 奇術師としても名高い著者が贈る、ミステリの楽しみに満ちた傑作短編集。/【目次】ダイヤル7/芍薬に孔雀/飛んでくる声/可愛い動機/金津の切符/広重好み/青泉さん/解説=櫻田智也
ダイヤル7をまわす時
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ダイヤル7をまわす時
2023/07/11 08:34
あざやか
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
豪華客船かと思えばアパート,様々な場面であざやかなお手並みを拝見させていただきました。
おすすめです。
ダイヤル7をまわす時
2023/03/30 18:21
派手さは無いが堅実。ミステリを読む楽しさを味わえる短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
泡坂妻夫のノンシリーズ・ミステリ短編集。
亜愛一郎シリーズや傑作ぞろいの『煙の殺意』などと比べると若干、地味な一冊。とはいえ、収録作はどれも丁寧につくられた、まさにミステリ短編の教科書のような作品群。肩の力を抜いて楽しめます。
泡坂には珍しい読者への挑戦付きのフーダニットで、犯人をただ一人に絞る隙無く張られた手がかりが見事な表題作「ダイヤル7をまわす時」、同じ名前の男性ばかりを好きになる女性に秘められた真実「広重好み」、引っ越してきてすぐ殺されてしまった画家をめぐる謎解き「青泉さん」など、どれも読みやすく秀逸です。