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8件
水使いの森
著者 庵野ゆき(著)
水使い、それはこの世の全ての力を統べる者――。水荒れ狂う森深くに棲む伝説の水蜘蛛族の女であるタータとラセルタは、砂漠で一人の愛らしい少女を拾う。少女は外見に似合わぬ居丈高な態度で、水を操る力を持っていた。それもそのはず、彼女は砂漠の統治者イシヌ王家に生まれた双子の片割れ、ミイア王女だった。跡継ぎである妹を差し置き、水の力を示したミイアは、自分が国の乱れの元になることを恐れ、独り城を出たのだ。そんな彼女に、水の覇権を狙う者たちが迫り……。第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞、驚異の異世界ファンタジイ。/第4回創元ファンタジイ新人賞選評=井辻朱美、乾石智子、三村美衣
叡智の覇者
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水使いの森
2020/09/07 09:44
面白かった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハイビスカス - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界観、キャラ、ストーリーともに魅力的、
特に世界観がユニーク。「丹導学」が面白い。水が如何に操作するのに難しいかを理論的に検証しており、説得力がある。
各キャラクターや人々の暮らしも、この丹導学のセオリーに則って民族学的に形作られ、多様で生き生きとした描写がなされている。
ストーリーもスピード感があり面白い。ラストは読後感は良いものの安易なハッピーエンドではないところが、リアリティがあって良かった。
今後も期待。
水使いの森
2020/07/20 11:13
多彩な登場人物が魅力的
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒲公英・椿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
多彩な登場人物を見事に描き分けている。読者によって「推しメン」が割れるのではないか。私はウルーシャに入れ込んで読んだ。だから帯に書かれたウルーシャの紹介には断固抗議したい。(「調子のいい性格」と書かれている。)ミイアの偉そうな口調が何とも可愛く、難しい言葉をひらがなで喋っているのも微笑ましい。しかし「ミイア推し」の人には、サブキャラに主役の座を脅かされた感があって、物足りなかったかもしれない。次作以降でのミイアの大活躍を期待しよう。ミイアとタータ、タータとラセルタ、ウルーシャとハマーヌなどの掛け合いが面白くて、声に出して笑うことも度々だった。全員の口調が違うという、セリフの書き分けも見事だ。
2021/02/17 15:10
続編
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。
まさかタータとアナンで子供が出来てるとは・・・。
アナンはずっとタータが好きだったんですかね?
アナンがあらーしゅとくっ付いた時びっくりしましたよね・・・。
全体的にちゃんとまとまっていて、面白かったです。