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4件
マーダーボット・ダイアリー
著者 マーサ・ウェルズ(著) , 中原尚哉(訳)
かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴をひそかな趣味としつつ、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作!
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2021/11/15 06:52
前作よりも弊機がかわいいです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビルドシグム - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半に向けてスピードをあげていくストーリーが面白い。
弊機の顧客やARTとのやり取りが、どんどん感情豊かになっています。かわいくて落ち込んだときはハグしてあげたくなる。嫌がられるだろうけど。
淡々と語られるので忘れがちだけど、弊機がものすごく大変な目に遭いながら大活躍してます。
マーダーボット・ダイアリー 上
2020/02/06 23:02
久しぶりに痛快
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに気楽に読めて楽しいお話。お話は古典的すぎて安心して読める(これはあんまり褒めてない)が、ガジェットやキャラクターがとてもいい。コミュ障のロボットが引きこもってドラマばっかり見てるとか、ツンデレの宇宙船とか。特にARTがいいな。弊機は人見知りの草薙素子みたいだし、ARTは『敵は海賊』のラジェンドラみたい。弊機に性の要素がないのが意外に効いてるような。
マーダーボット・ダイアリー 上
2020/02/05 14:51
ジャケ買い!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れいあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFの各賞総どり。でも日本語訳の「幣機」が出色のむしろ古典的なSF。
ロボット3原則はここにも生きている。ロビンのロボットを思い出す。
秒単位で敵と戦いながらナノ単位でドラマ見て癒される。
自分が暴走兵器なのではないかと疑うゆえに、コントロールをハックして外す。
C-3POが、帝国語を訳すために、制御コードを外す。あのシーンがダブってしまった。
惜しいのは、タイトルが「ダイアリーズ」じゃないこと。ズに大きな意味があるのに・・・
このあと、なぜか積読だった「機功のイヴ」を手に取っていた・・・