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世界の終わりの天文台
著者 リリー・ブルックス=ダルトン(著) , 佐田千織(訳)
どうやら、人類は滅亡するらしい。最後の撤収便に乗らず、北極圏の天文台にひとり残ることを選んだ孤独な老学者オーガスティンは、取り残された見知らぬ少女とふたりきりの奇妙な同居生活を始める。一方、帰還途中だった木星探査船の乗組員サリーは、地球との通信が途絶えて不安に駆られながらも、仲間たちと航行を続ける。終末を迎える惑星の片隅で、広漠たる宇宙の大海の中で、長い旅路の果てに彼らは何を失い、何を見つけるのか? 終わりゆく世界を生きる人々のSF感動作。ジョージ・クルーニー監督主演映画『ミッドナイト・スカイ』原作。/解説=勝山海百合
世界の終わりの天文台
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2022/10/27 21:52
思わぬ深みが心に残り
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投稿者:エイヒレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだろう。先の展開が読めたつもりで惹き込まれ、オーギーのアイリスが実在する認識で読み進めてしまい、最後の現実には心が折れました、、。北極圏の自然の圧倒的な光景、その描写にさらされ続け、目くらましになっていたかもしれません。
読後は、謎の解明やエピローグを切望する気持ちが高ぶり、一方これ以上足さないのが作者の意図とも思い、とりとめなく、その晩の眠りは浅かった。。
つまり、淡々とオーソドックスに見える書きぶりながら、最後にグッとくる心憎さがある作品というのが、私の感想です。一読をおすすめします。
世界の終わりの天文台
2023/01/04 22:15
残るは謎ばかり
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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
結局、アイリスは何者だったのだろう?
サリーとの関係は?
それよりも何よりも、人類はなぜ滅亡したのだろう?
いや、人類は滅亡したのか?
オーガスティンと「アイテル」の乗員だけが、別の次元に移転したのではないのか?
謎が謎を呼び、ちっとも解決しない。
それどころか、何が謎なもんか。と笑い飛ばしたくもなってしまう。
久し振りに、小説を読んで、お手上げに状態になってしまった。
この謎を読み解けたら、どうか教えて欲しい。
世界は終わったのか?
映画にまでするほどの魅力が、この小説にあったのか?