- みんなの評価
1件
戦国大名の危機管理
著者 著者:黒田 基樹
飢餓と戦争の時代――。民衆を守るために大名がとった秘策とは? 民衆の視点から戦国大名の領国支配の実情に迫り、これまでにない「新しい戦国大名像」を描き出す。
戦国屈指の名君と呼ばれた北条三代・氏康。彼が領民を守るために行った秘策とは? 武田信玄や上杉謙信の小田原進攻、慢性化する飢餓……。郷村を維持するための対策として、検地を行い領国把握に努め、さまざまに重なる税と夫役の負担を整理。飢饉のときには、領民の生活に寄り添って目配りをすることで未曾有の危機を乗り越えたのである。はじめて民政を行い、領国経営を成し遂げた戦国大名の真像に、民衆の視点から迫る。
戦国大名の危機管理
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
戦国大名の危機管理
2019/04/08 22:01
戦国大名とは何か
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
北条氏康を取り上げて、戦国大名とは何かを考察。黒田氏による戦国大名論の最初の著書が文庫化されたもので、その後に展開される論調が示されている。戦国大名は、村を成り立たせるための機関であると評価。確かにそういう面があるのは事実だろうが、戦国大名がそうする真の理由は、村のためというよりは、最終的には自身のためだろうと思う。