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辞書から消えたことわざ
著者 著者:時田 昌瑞
斯界の第一人者が、35年近くの〈ことわざ拾いの旅〉から「埋もれた名品」200本超を厳選。
「花の下より鼻の下」「心太の幽霊をこんにゃくの馬に乗せる」――
表現や語感の良さ、言い回しの妙はもとより、成り立ち、使われた文芸作品、時代背景などの蘊蓄を駆使しつつ、絶妙な譬えを有する面白おかしい“庶民哲学”の世界を紹介する。
ことわざを視覚化した絵画やカルタも多数掲示。声に出して読め、見て楽しめる珠玉の読本。
辞書から消えたことわざ
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辞書から消えたことわざ
2023/08/11 18:52
貴重な保存書として
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今に活きている諺も、幾つかは後世に残らないかもしれない・・そして本書に収められている諺は実際そうなった、という本です。収録されている諺は江戸期のものが多く、これはやはり庶民の文化と洒落本の普及が影響したのでは、と感じます。
言葉というのは時と共に変化するので、衰退もあり得る訳ですが、この様な諺があったという事を認知しておくのは高い必要性があると思います。
言葉の韻や語呂など、軽妙に楽しめて良かったです。