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12件
柳田国男コレクション
現在の岩手県遠野市は、以前は山にかこまれた山間隔絶の小天地だった。民間伝承の宝庫でもあった遠野郷で聞き集め、整理した数々の物語集。日本民俗学に多大な影響を与えた名作。
明治大正史 世相篇
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火の昔 新版
2021/01/09 16:01
民俗学者・柳田国男氏による「火」に焦点を当て日本人の生活史をたどった名著です！
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治から昭和初期にかけて活躍された民俗学者で、官僚の柳田国男氏の作品です。同氏は、日本民俗学の独自の立場を確立したことで知られ、『遠野物語』、『蝸牛考』、『桃太郎の誕生』、『故郷七十年』などの名著があります。同書は、かつて人々は、どのように火を使い、暗闇を照らしてきたのかということに焦点を当て考察をされた内容になっています。照明・煮炊き・暖房ほか、火にまつわる道具や風習の実例を丹念に集め、日本人の生活史を辿っていきます。暮らしから次々と明かりが消えていく戦時下、「火の文化」の背景にある先人の苦心と知恵を見直した意欲作でもあります。
2025/05/30 09:25
知らない昔話に興味津々
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
にっぽん昔ばなしはテレビ漫画（アニメ）だったり、いろいろな本で取り上げていますが、柳田国男氏が先駆者のように思います。各地に残る伝承、伝説、口承、昔話等を集め、本にまとめてあります。すでに知っている内容もあれば、この話は聞いたことが無いな、と思うものもあって興味深いです。難しいことを考えずに、今の世に伝わって来た話に耳を傾けて想像力を掻き立ててみてはどうでしょう。
（紙の本で読み終えましたが、電子版でも同じだと思うのでレビューを投稿しました。やっぱり、自分は紙の本の方が好きです）
妹の力 新版
2023/03/07 15:46
妹と柳田國男と
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：さかなざ - この投稿者のレビュー一覧を見る
民俗学の特性上仕方のないことではありますが、聞いたこともないような昔の書物からの引用が度々され、文章は難解かつ文量も少ないとは言えません。そのため、かなり読むのに苦労されるかもしれません。しかし、私のように民俗学に不得手な者でも、本書を読んだ後には柳田國男にとっての"妹"とはどういったものなのかを、微粒子レベルで感ぜられると同時に、言いようもない感動を得ることはできます。この「言いようもない感動」を、妹の力の研究を通じて体験できるのが、本書の最大の魅力であるように思います。
私のような浅学者には、このような拙劣なレビューで精一杯でございますから、ぜひともあなたの公明正大な眼で本書を読み、「言いようもない感動」を味わって欲しく思います。
