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16件
千夜千冊エディション
著者 松岡正剛(著者)
知の巨人、松岡正剛の本の読み方がわかる。読書は交際であり、格闘技である!
第一章 世界読書の快楽
道元『正法眼蔵』
ブレーズ・パスカル『パンセ』
滝沢馬琴『南総里見八犬伝』
オノレ・ド・バルザック『セラフィタ』
エドガア・アラン・ポオ 『ポオ全集』
第二章 書架の森
リュシアン・フェーヴル&アンリ『書物の出現』
デレク・フラワー『知識の灯台』
フランセス・イエイツ『世界劇場』
メアリー・カラザース『記憶術と書物』
ジョナサン・グリーン『辞書の世界史』
ヴィンフリート・レーシュブルク『ヨーロッパの歴史的図書館』
アルベルト・マングェル『読書の歴史』
小川道明『棚の思想』
第三章 読みかた指南
ウォルター・オング『声の文化と文字の文化』
川島隆太・安達忠夫『脳と音読』
前田勉『江戸の読書会』
上田利男『夜学』
周興嗣『千字文』
前田愛『近代読者の成立』
ゴットフリート・ロスト『司書』
第四章 ビブリオゲーム
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』
アンドルー・ラング『書斎』
千夜千冊エディション 数学的
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2021/09/26 06:30
金融に未来はあるか
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カメのふっきん - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の資本主義における「マネーとは何だろうか」という様々な社会学的哲学的な思想を網羅的に追うことができる。コーポレートガバナンスコードの原点になったオックスフォードのジョンケイ教授がまとめる”Other People’s Money”よりも網羅的に、貨幣論を概観出来て、様々な気付きを頂けました。松岡正剛の千夜千冊シリーズの中でも秀逸な作品でした。
宇宙と素粒子
2021/02/01 10:23
松岡正剛氏による宇宙論と素粒子論における代表的な図書を紹介した画期的な一冊です!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化して「編集工学」という分野を確立し、また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱したことでも知られ、『知の編集工学』、『擬』、『世界と日本の見方』、『国家と「私」の行方』などの著作を発表されている松岡正剛氏による作品です。同書は、筆者の50年に及ぶ数々の科学書の読破から、宇宙論と素粒子論をめぐる代表的な本を厳選して紹介した貴重な一冊です。ガリレオ、ケプラー、ハッブルから始まって、いったん時間の矢とエントロピーにこだわり、そこから著者が絶大な影響をうけたヘルマン・ワイルの展望台に立って、137億年の宇宙史を相対性理論やインフレーション理論やダークマターの謎でかいつまんでいきます。最後はパリティの問題、部分と全体の関係の問題、ゲージ理論、ヒッグス粒子など量子力学の頭目たちの代表作が紹介されます。ぜひ、この機会に宇宙論と素粒子論について学んでみませんか?
編集力
2020/04/27 12:29
編集の醍醐味を多様な側面から提示した書です!なかなかの読み応えです。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、編集工学研究所所長として活躍されている松岡正剛氏によって著された書で、膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛けられているだけあって、同書には西洋哲学、社会学、工学、教育学などの様々な分野の著作30冊における書評が収録されています。同書の中で著者は、「編集は本や雑誌や映像に特化されるものではない。認知の仕方、歴史観の作り方、アートフルになること、ハイパーテキストに向かうこと、つまりは世界観にかかわるすべての作業のプロセスに編集がある」と視聴され、編集の醍醐味を多様な側面から提示されています。同書の内容構成は、「意味と情報は感染する」、「類似を求めて」、「連想、 推理、アブダクション」、「ハイパーテキストと編集工学」という4章立てで、読み応え十分の一冊です!