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澁澤龍彦 日本作家論集成
著者 澁澤龍彦 (著)
南方熊楠、泉鏡花から始まって、谷崎潤一郎、石川淳、稲垣足穂、小栗虫太郎、久生十蘭、埴谷雄高など、一九一〇年代生まれまでの日本の作家25人についてのエッセイをすべて収録した〈上巻〉。とくに泉鏡花や江戸川乱歩、石川淳、そして交遊の深かった稲垣足穂を書いた批評に表れた独自の眼は鋭い。批評家としての澁澤を読む文庫オリジナル集成。
澁澤龍彦 日本作家論集成 下
06/30まで通常1,430円
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澁澤龍彦日本作家論集成 下
2020/06/28 11:09
澁澤龍彦氏による著名な作家についてのエッセイを一同に収録した貴重な書です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和期の活躍し、我が国に初めてフランス貴族で作家であったマルキ・ド・サド氏を紹介したことで知られる渋澤龍彦氏の作品です。同書では、澁澤氏が我が国の代表的な作家について書いたエッセイを一堂に収録した貴重な書で、河出文庫からは上下2巻で刊行されています。下巻の同書では、上巻に引き続き、齋藤磯雄氏、中井英夫氏、吉行淳之介氏、三島由紀夫氏のほか、野坂昭如氏、大江健三郎氏といった錚々たる作家の方々について書かれています。同書の内容構成の一部を紹介すると、「齋藤磯雄―思想の良導体 齋藤磯雄氏の翻訳について」、「鷲巣繁男―形而上学のカテドラルのために」、「吉岡実―吉岡実の断章」、「中井英夫―ロマネスクの香気」、「吉行淳之介―『砂の上の植物群』に描かれた性について 吉行淳之介論」などとなっています。小説ファンにはたまらない一冊です!
澁澤龍彦日本作家論集成 上
2020/06/28 11:03
20世紀を代表する我が国の作家・澁澤龍彦氏による1910年代生まれの我が国の代表的な作家についてのエッセイを集めた書です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和期い大活躍された作家で、フランス文学者、批評家でもあった渋澤龍彦氏の作品です。同書は、1910年生まれの日本の代表的な作家についての澁澤氏のエッセイをすべて収録した貴重な一冊です。河出文庫からは上下2巻シリーズで刊行されており、上巻の同書は、南方熊楠氏や泉鏡花氏から始まって、稲垣足穂氏、小栗虫太郎氏、埴谷雄高氏、江戸川乱歩氏、石川淳氏などについてのエッセイが収録されています。内容構成の一部を紹介すると、「南方熊楠―悦ばしき知恵 あるいは南方熊楠について」、「泉鏡花―化けもの好きの弁 泉鏡花『夜叉ケ池』公演に寄せて」、「高浜虚子―物の世界にあそぶ」といったテーマで各氏について語られます!非常に興味深い一冊です!