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銀河ヒッチハイク・ガイド
銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。
銀河ヒッチハイク・ガイド
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銀河ヒッチハイク・ガイド
2006/01/02 10:29
そうか,「スラーティバートファースト」は「ちょうちん屋ぶら右衛門」みたいな名前だったのか
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の公開(2005年9月)に合わせて新訳が出てることを知って衝動買いした。オレは昔の新潮文庫版(風見潤訳)も持っているのだが,なるほど「訳は世につれ世は訳につれ」と巷間言う通り(言わない)である。銀河系大統領のファーストネームはザフォドからゼイフォードと,おそらくはより発音に忠実な表記に替わり,宇宙最強のカクテルの名前も汎銀河ウガイ薬バクダンから汎銀河ガラガラドッカンという,どっか麻布あたりのこじゃれたバーでメニューに載っていてもおかしくない(おかしいか)今風なものに変わっている。
なによりオレが感動したのは,巻末の解説なんだけど,惑星制作請け負い業者の老人の名前に関して言及のあったこと。本文ではこの老人が自分の名前,スラーティバートファーストを地球人アーサーに明かすのを躊躇し,聞き出したアーサーが「スラーティバートファースト?」と聞き返すだけ(つまりなんで老人が名前を言いたがらなかったのか全然わかんない)なんだが,訳者の安浦さんはこれのどこが笑えるのかをネイティブに訊いてみたんだそうな。その答えは「なんとなく語感が滑稽だ」。
……なぁるほど,つまりこれは日本で言えば「ちょうちん屋ぶら右衛門」とか「治武田治武右衛門」(どっちも落語の登場人物)とかつう感じの名前なのか,そうかそうかと深く納得。ところでこれまた解説で知ったのだが,本家英国ではこれ,TVシリーズも作られていたんだね。映画化を当て込んで日本でも発売された。世にもチープな造りらしいが「銀河ヒッチハイク・ガイド/TVシリーズ全6話」かぁ。うう,買ってしまいそうである。
銀河ヒッチハイク・ガイド
2015/12/21 07:46
銀河ヒッチハイクガイド
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:江戸川コナン - この投稿者のレビュー一覧を見る
huluで映画を見て、面白いなあと思ってAmazonで調べたら原作本があることに気づき、即買いました。映画よりこっちの方がユーモラスでとても良い作品でした。
2017/05/07 17:16
42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あづさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、検索するだけでなく人間のように考えて答えを示してくれるというサイトに、一番答えられそうもない質問をしてみました。その答えが42でした。なぜ??とずっと気にかかっていたのですが、どうもその出典が、この作品だったみたいで、長年の疑問に終止符を打つことができて、スッキリしました。真面目さを思いっきり排除して面白さを追求した作品です。でも、実は深い洞察があるのかも。。原作の英語でも読んでみたいと思いました。hontoさんのサイトで買えるのかな??