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小説の聖典
読んでもおもしろい、書いてもおもしろい。不思議な小説の魅力を作家二人が漫談スタイルでボケてツッコむ!笑って泣いて、読んで書いて。そこに小説がある限り……。
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小説の聖典 漫談で読む文学入門
2020/06/24 08:57
稀代の作家が、小説について面白、おかしく語った文学論・小説論です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、稀代の作家であるいとうせいこう氏と奥泉光氏との対談による文学論・小説論です。同書では、このお二人によって、小説をどうして書き初めたのかというところから始まり、小説を書くときの作業工程、さらに小説のバリエーションや意義について詳細に、また分かり易く語られます。特に、第4章では、小説と作者と読者の関係といったことが話されており、渡部氏の解説も所々に入ってきます。同書を読むことで、現状に対する批評としての言葉によるノイズの具現化に文学の意味があるのではないかと感じられます。同書の構成は、「プロローグ イロニー行きのモノレール」、「第1章 職業作家でいこう!」、「第2章 小説的グループ」、「第3章 あのカバを創ったのは誰だ?」、「第4章 バカの大気圧」、「第5章 涙の共同体」、「第6章 市営グラウンドの駐車場」、「エピローグ 楽屋にて」となっています。