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2件
ロバのスーコと旅をする
著者 高田晃太郎
ロバと歩いて旅したい。新聞記者の職を辞し、「私」は旅に出た――。雌ロバ、スーコとの旅路で一躍話題を集めた著者が、朗らかなロバ達と歩いた日々、出会い、別れ、葛藤をしなやかに綴る。
ロバのスーコと旅をする
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2024/10/26 17:41
ロバが更に好きに
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとロバが好きなため読んだ。
同じロバでずっと旅していたのかと思っていたから、違うとわかって残念でもあったけど、よく考えれば当然のこと。
個性を感じられて面白かった。
日本を旅する様子も是非読みたい。
ロバのスーコと旅をする
2024/05/09 16:27
ロバと中東を旅する稀有な旅行記
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:flowerofzabon - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者は1989年生まれで、いわゆる旅に取りつかれた人である。本書ではイラン、トルコ、モロッコをロバと共に旅する。いずれも客人へのホスピタリティがあるとして旅行者には評判いい国だ。しかしイランでは、アフガニスタン人への蔑視に嫌気がさし、警察とのトラブルもあり旅は終わる。トルコでは黒海沿岸の町から西部のイズミール近くまで2カ月旅している。トルコではアフガニスタンの羊飼いの評判が良いからなのか、アフガニスタン人似の筆者もまあ穏やかに旅を終えることができた。最後はモロッコ。2度目のロバとの旅。前回の旅の友のロバとの再会を目した旅だったが、それは叶わなかった。
ロバの生態は初めて知ることが多く、そこは本書ならではの特徴だが、基本的には人生や旅をめぐる随想を積み重ねながらの紀行で、典型的な旅行記である。旅をシェアさせてもらっている読者としては、四の五の言わずに、へー、と楽しむのが正しい態度だと思える。それにしてもロバで旅できる国はいい国のような気はするな。