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1件
いなくなくならなくならないで
著者 向坂くじら
死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。時子はずっと会いたかった彼女からの連絡に喜ぶが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。デビュー作にして第171回芥川賞候補作。
いなくなくならなくならないで
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2024/07/14 22:48
繰り返される青春の友情
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
いてほしかったり、いてほしくなかったり、繰り返すのが友達だった、気がする。結局、いてくれて良かった、ことが多かった、気がする。後からわかることだけれど。
大事なところは明かされないので想像するのが楽しい。予想した展開になって少し残念に思う、というか「良かった」という感想にならないこともあるけれど、これは予想していた方向にいきそうで嫌だな、と思ったらいかないで驚く、を何度も繰り返す。いきそうなストーリーなのに。さすがの芥川賞候補。
裏切ってくれて良かった。