精霊守りの薬士令嬢は、婚約破棄を突きつけられたようです
宮廷魔導院で薬士として働くリーナ。突然、王太子から婚約破棄を突きつけられ、これ幸いと仲間の精霊達と王都を飛び出した。ひょんなことから湖上の小都市に移住したリーナは、さっそく薬草園を作り、第二の人生をスタート! 超珍しいポーションをあっさり作ったり、精霊の女王に気に入られたりと無自覚チートを連発しまくって――!? 稀代の薬士令嬢の自由気ままな異世界ファンタジー! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
精霊守りの薬士令嬢は、婚約破棄を突きつけられたようです
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2022/01/02 21:34
ツッコミ所は多々あるが、それは置いといてもつまらない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
良くも悪くも精霊に愛されているせいで気味悪がられて、魔力目当てで無理やり婚約させられていた王子からも婚約破棄された令嬢がいなくなった途端に王国が滅ぶ話。
いつ面白くなるんだろうと思って読んだけど最後まで面白くならなかった。
有能な令嬢を正当に評価せずに手放した無能な王家や王国が滅ぶざまぁものを描きたかったのかもしれないけど、そもそもなんで毒沼が取り囲んでる場所を王都にしてそんなとこに建国したのか謎すぎる。
なら王家が主人公の力に気付かない無能だったから悪いのかっていうと、そうとも言い切れない。
なぜなら主人公の功績は主人公が勝手にやったことで、主人公にしか作れない一代限りのもので国民を助けている主人公も、かなり自業自得だから。
自分の能力に依存させて王国を滅ぼす彼女の復讐だと言われた方が納得できる頭の悪い解決法を選んでた以上、滅んだのは彼女のせいとも言える。
追放聖女とかで聖女に負担を強いてた王国が滅ぶ話とは全然違う。
だってこの主人公が勝手にやってたことで、自分がいなくなった未来のことも考えずに無責任に薬品をばら撒いて救った気になってたから。
しかも追放された彼女が幸せに暮らしている様子よりも、滅んでいく王国についての描写に尺を割きすぎていて、かつ基本説明文で主人公の考えや感情がほとんど描かれないせいで主人公に感情移入したり思い入れたりすることがまったくできず。
そんな状態でなぜかヒロインの才能を見抜いて一目惚れしていた商業都市同盟の盟主に求婚されるラストに困惑しかない。
仮に両想いハッピーエンドだとしてもまったく思い入れがないので嬉しくもない。
しかも一番最後が本編に一度も出てこないキャラの番外編。
誰が喜ぶんだこれ。