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12件
宮本武蔵
著者 吉川英治 (著)
野に伏す獣の野性をもって孤剣をみがいた武蔵が、剣の精進、魂の求道を通して、鏡のように澄明な境地へ達する道程を描く、畢生の代表作。若い功名心に燃えて関ケ原の合戦にのぞんだ武蔵(たけぞう)と又八は、敗軍の兵として落ちのびる途中、お甲・朱実母子の世話になる。それから一年、又八の母お杉と許嫁のお通が、二人の安否を気づかっている作州宮本村へ、武蔵は一人で帰ってきた。
宮本武蔵(八)
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宮本武蔵 1
2003/06/08 10:36
人間武蔵
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yan - この投稿者のレビュー一覧を見る
一時中断していたがドラマの関係で再度挑戦
原作は、武蔵がいやに落ち着いている
映画や過去のドラマの武蔵は男っぽいし
情熱的なところもあるが
吉川武蔵は、悟りの境地にいるようだ
伊織と出会って、法典ケ原で開墾しながら
農民と交じる武蔵が私は好きだ。
ドラマなどで最大限に見せ場を作っていた
一乗寺下り松、巌流島がかなりあっさり書かれていたので驚いたが、
戦う武蔵ではなく人間武蔵を描いていたのだと感じた
気づいた事は、登場人物がめまぐるしく出会いとすれ違いを繰り返していて
それが三国志や、八犬伝とよく似ていると言う事だ。
昔読んだ吉川英治の三国志をまた読んでみたくなった
Yanの花畑
宮本武蔵 2
2002/03/18 23:49
この本から読書好きになります
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:茶羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくはこの本から読書好きになりました。わけあって二巻から読み始めたのです。わけというのは簡単なわけで、家には二巻しかなかったのです。始めて大人の本を読んだのがこの本なのです。なのに、寝ずに読み切りました。多分二日ほど徹夜したはずです。
宮本武蔵。素晴らしい人です。厳しい人です。その人物に引き込まれない方がどうかしてます。生き生きと宮本武蔵を描いた吉川英治に脱帽です。必ず全巻一息に読破したくなるでしょう。
で、この本を読むとどうなるか。迷いが消えます。小さなことで悩んでいる自分がバカらしくなります。もっと逞しく、強く、貪欲に、謙虚に行きようと思うことでしょう。貴方の生き方を変えてくれる一冊です。
2017/04/13 21:08
面白すぎる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トコトコくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本武蔵第三巻。若き武蔵は強くなりたい、出世したいという気持ちから剣を持ち戦へ行く。様々な人と出会い、その出会いから人生を学んでいく。自ら死線を越えて、敵を正面から対峙し、戦いきることを通じて本当の強さにたどり着く。抜群の読み応えです。