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2件
続日本後紀
著者 森田悌
『日本後紀』に続く正史「六国史」第四。仁明天皇の即位(833年)から崩御(850年)までを詳密に綴る。父嵯峨天皇が先鞭をつけた詩文興隆を始めとする王朝文化は一層華やいだものとなる一方、藤原北家が摂関家として権力を掌握してゆく……。平安朝初期繁栄期の理解に不可欠な重要史料の初の現代語訳。本巻は承和8(841)年までを描く。(講談社学術文庫)
続日本後紀(下) 全現代語訳
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続日本後紀 全現代語訳 下
2020/03/11 10:31
我が国の貴重な平安時代の歴史書(5分冊)の最終巻です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、平安時代の様子を描いた『日本後紀』シリーズの最終巻です。講談社学術文庫では、同シリーズは5分冊となっており、その最終巻である同書は、842年の承和の変の勃発から850年の仁明天皇の崩御までを詳細に描いたものとなっています。当時、この書の編纂の最高責任者であった藤原良房という人物が藤原北家の擅権体制確立にどんな役割を演じたかがよく分かる一冊です。ぜひ、この機会に平安時代の社会の様子を、その歴史原本から学ばれては如何でしょうか?
続日本後紀 全現代語訳 上
2020/03/11 10:26
平安時代の初期の社会を描いた我が国の貴重な歴史書の一冊です!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、講談社学術文庫から全5分冊で出されている『日本後紀』シリーズの一冊で、同書は『日本後紀』に続く「六国史」を現代語訳したものとなっています。同書に収められた内容は、833年の仁明天皇の即位から850年までの崩御までの歴史が詳細に綴られています。ここには、嵯峨天皇が先鞭をつけた詩文興隆を始めとする王朝文化が盛んになったという社会状況がある一方で、藤原北家が摂関家として権力を掌握してゆくという時代でした。この平安時代の初期の頃の様子が鮮やかに蘇ります。