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38件
Wシリーズ
著者 森 博嗣
ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに命を狙われた。心当たりはなかった。彼を保護しに来たウグイによると、ウォーカロンと人間を識別するためのハギリの研究成果が襲撃理由ではないかとのことだが。人間性とは命とは何か問いかける、知性が予見する未来の物語。
人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?
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彼女は一人で歩くのか?
2015/11/06 18:25
人間性を問う軽く重〜い未来小説
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スリーピングドッグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新レーベル講談社タイガに森作品ということで飛びついたはいいが、ターゲットは20〜30代、内容も未来小説、つまりライトノベルタッチの集合体がタイガ?かと思いきや、この作品においては、テーマはシリアスで深い。人間性の何たるか、生きていることの定義は、と問うている。やはり森氏は一筋縄ではいかない。マガタ博士が作り出した未来であることをにおわせているところなども、さすが森作品!にくいね。
彼女は一人で歩くのか?
2020/10/22 09:44
wシリーズ1作目
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すたじろー - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の方も仰っていましたが、森博嗣さんの書かれる物語の中でも読みやすいシリーズに入るかなと思います。設定、世界観の面白さはもちろんですが、たまに挟まれるユーモアのある会話が魅力的です。また、先生とそのボディガードのような彼女の関係性に変化はあるのか、これからが楽しみです。
彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?
2018/12/07 16:10
読了して
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:げ~ん2098 - この投稿者のレビュー一覧を見る
AIやアンドロイド(ウォーカロン)が大いに活用している近未来シリーズ。病気で死なないという世界での代償が、子供が生まれないという、ありそうな話でとても面白いと思った。続刊をすぐに読みたくなる。