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5件
黒い仏
著者 殊能将之 (著)
9世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、1つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。無関係に見える2つの事柄の接点とは? 日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈する2つの力。複雑怪奇な事件の解を、名探偵・石動戯作(いするぎぎさく)は、導き出せるのか? 賛否両論、前代未聞、超絶技巧の問題作。(講談社文庫)
黒い仏
06/12まで通常607円
税込 304 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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黒い仏
2004/01/25 22:37
真面目な人は読まないでください。特にがちがちの本格ミステリ・ファンは。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビール片手に読み始めたのも効いているのでしょうけど、読みながら所々で声を上げて笑いました。特に、繰り返される中村警部補とダイエーホークス&日本シリーズネタは最高。
この作品に限ったことではないけど、殊能作品はちょっとしたユーモアというかくすぐりが非常にうまい。
一応「名探偵」ということになっている石動戯作にしても、「美濃牛」での登場以来、どこか三の線を引きづっているし、ことにこの作品の場合、ミステリだと思って読み始めると途中からどんどんアレなほうになっていて、外見から和食だと思って口に入れたら劇辛の四川料理だった、みたいな驚きがあります。
いや、真偽のほどは確かではないけど、「読了後本気で怒ったミステリ・ファンがいた」という噂が囁かれるの、非常によく分かる気がします。真面目な人であればあるほど、怒るんだろうな、こういうのは。
一宿一飯、ではないけど、拾われたことをここまで恩義に感じる石動の助手のアントニオは漢である、と、思った。石動よりもこっちのがよっぽど主役っぽい。
酩酊亭亭主
2021/07/23 14:50
これはこれでアリ
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投稿者:midnight-sun - この投稿者のレビュー一覧を見る
賛否両論渦巻いたミステリーの問題作のブックツリーで知って読みました。読者を楽しませる要素が各所に盛り込まれていて、思わずニヤリとさせられます。
黒い仏
2020/05/05 10:43
とんでもないどんでん返し
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウーンこれはどう表現すればいいミステリーか、果たしてミステリーとさえ言えるのか?すっごく難しいです!事件は早々に起こるし、名探偵も早くから登場しているのですが。ようやく推理し始めて解決?と思ったところで、ある種とんでもないどんでん返し。エッ?そういうジャンルの話なの?!となり。あまり他に見たことのないタイプの『ミステリー』です。