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道徳感情論
アダム・スミスの二大著作の一冊が『道徳感情論』(1759)です。本書こそが主著で、『国富論』はその副産物だったのです。個人とは「共感」能力を持ち、様々な「激情」を持っています。利己的であったり、社会的であったり、憤ったり、感謝したりします。スミスはこういった個人の心に「義務」「道徳」を確立して、新しい社会と人間のあり方を探りました。近代社会の原理を知るための必読書が読み易い新訳で登場! (講談社学術文庫)
道徳感情論
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道徳感情論 人間がまず隣人の、次に自分自身の行為や特徴を、自然に判断する際の原動力を分析するための論考
2020/02/26 15:40
アダム・スミスの主著とも言える、彼の思想がよく分かる一冊です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『国富論』を著したことで有名なアダム・スミスのもう一つの名著『道徳感情論』の翻訳版です。我が国ではアダム・スミスと言えば『国富論』として知られていますが、実は、『道徳感情論』が主著で、『国富論』はその副産物だったと同書の著者は言います。これは驚きです!同書では、この主著である当該書を分かりやすい邦訳で、アダム・スミスの思考を教示してくれます。同書では、私たち人間がもつ様々な感情を抑える義務と道徳を確立することで、新しい社会の在り方を探っていったアダム・スミスの考えがよくわかります。