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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 11件

最悪

著者 奥田英朗

不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。無縁だった3人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。比類なき犯罪小説、待望の文庫化! (講談社文庫)

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

最悪

2005/10/31 12:05

普通の人がはまる落とし穴

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カワイルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

はじめは三人の主人公の生活が平行して語られ、物語の終盤になって三人の人生が交差する。この方法は基本的には『邪魔』と同じであり、文庫本の解説を書いている池上冬樹の言葉を借りるなら群像劇ということになる。三人の主人公がどこにでもいるような人たちであり、容易に感情移入できる点も共通している。二つの作品はまったく別の物語ではあるが、テーマも似ているので読み比べると面白い
 川谷信二郎は町工場を経営している。何とかバブルを乗り切り、今年で18年目になるが、最近は道路の向かい側にあるマンションの住民の工場の騒音に対する苦情に悩まされている。その上、得意先の担当者から設備投資を勧められたことから、銀行の融資をめぐるトラブルが起きる。
 銀行員の藤崎みどりには悩みがあった。銀行の仕事は退屈だし、妹は高校を辞めてふらふらしている。そんなとき支店長にセクハラを受けてしまう。上司に訴えても銀行側はそれをもみ消そうとするばかり。嫌気がさして銀行を辞めようと考えていたとき、妹が家出してしまう。
 野村和也はパチンコで生活費を稼ぎ、金がなくなるとカツアゲをやっている。チンピラと組んでトルエンを盗み出し一儲けしようと企むが、逆にヤクザに借りを作り大金を要求されてしまう。
 川谷がもう少しいいかげんな人間ならここまで窮地に陥らなかったと思う。みどりの場合も真面目だからこそ事件に巻き込まれたといえる。彼女が世間体を気にするところは『邪魔』の主婦を連想させる。野村和也は根っからの悪人ではなく、家庭環境がまともならまっとうな人生を送っていただろう。ささやかな幸福を追い求める三人は、わずかな判断の狂いによって事件に関わることになる。この作品はその過程をリアルに描ききっている「比類なき犯罪小説」なのである。
 ひとつひとつのエピソードがリアルで不安でたまらないのに、先を読まずにはいられない。この話は人ごとではない、そう思わせるところがこの作品のこわいところだ。結末はハッピーエンドにはほど遠いが、なぜかほっとした。三人の失ったものは大きいが、今までよりも無理をしないで生きてゆけるのではないかと思った。

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最悪

2008/10/11 16:20

転落への予感、加速への眩暈が恐ろしい

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る

食っていくだけで手一杯の“賃仕事”に明け暮れる零細鉄工所のオヤジ、無理な注文を押しつける親会社と近隣マンション住民の騒音抗議の間で頭を抱えていた
イケメン?青年和也はパチンコとちょっとした“悪さ”で生計を立てていたが、“ヤクザ”の恐喝にあえいでいた
大手銀行員のみどりは支店長のセクハラに悩んでいた
ひょんな運命が3人を結びつけてしまう
舞台は、事あろう“銀行強盗”
それなりに真面目に生きていたのに、どうにも止まらない“不運”の連続が“最悪”へと加速する
“こんなまでひどくなくって幸せ”と思われた方もいらっしゃるでしょうが、
私はそうではなかった、とても身近に感じてしまったのだ
自分にも“あり得る状況”、怖かった
小林多喜二の“蟹工船”が復興流行、“共産党”がウケに入っているそうだが
現在の“ワーキング・プアー”は“蟹工船”より余程この3人の姿が現実的である
この3人が引っ被った“零細企業倒産の危機”“失職”“ヤクザの恐喝”“セクハラ”のような状況は、現代社会がよってたかって、どこでもここでも作り出している
更に更にだよ、作者の暴く転落への予感、加速への眩暈は、多分蟹工船の時代にはなかった現代特有の病だろう、主人公達も私も一体になってはまり込む
奥田英朗氏はご存じ“パニック小説”の名手
“空中ブランコ”“真夜中のマーチ”と遡って読んできて、ますます虜になってしまった
ちなみに“パニック症候群”は現実にあるかも知れない“最悪状況”に拘って、自ら加速度付けてその状況に追い込んでいく、自分の手で“不安”を呼び込み“不安”を拡大生産する病である
例えば“殺してしまう”と言う恐怖から“殺さなくては”と自己強迫され、“殺し”を実行してしまう
だから処方箋として適度に“不安”を再現する事で“不安”に慣れさせ“不安”を客観視させる方法が取られる。一人じゃ危険なので“いい加減な”名医伊良部先生がお付き合いして“不安”の実体がそれ程拘らなくても良い“いい加減なモノ”だと気付かせて上げるのだ。
おっと余談、これは“空中ブランコ”の話しです
ところで“最悪”には伊良部先生は付いていない、世間にありふれた孤独な主人公達、“最悪”まで転落せずには止まらない
何もそこまで追い込まれなくても良かったと他人は思うかも知れないが、本人達はどうしようもない“パニック”の加速を抱え込んでしまう
私だって貴方だって大丈夫だろうか?“転落”に押し流される状況が目に浮かばないだろうか?
もっとも“強い人”は何とか“最悪パニック”に陥らない術を心得ているらしいから
“最悪”は“社会のセイ”とは一概に言えないかも知れないが、私はやはり自信がない

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最悪

2014/10/13 00:36

「イン・ザ・プール」と同じ方の作品なので、読みました。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

「イン・ザ・プール」と同じ方の作品なので、読みました。
3人の男女の最悪を描いた小説。最悪というタイトル通り、最悪な展開。読み終わったあとに「自分はまだ最悪ではないから頑張れるかな」と思える作品でした。

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