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10件
すかたん
著者 朝井まかて (著)
江戸詰め藩士だった夫が急死し、大坂の青物問屋に女中奉公に出た知里。戸惑いながらも、次第に天下の台所の旨いもんに目覚めていく。ただ問題は、人好きはするが、遊び人でトラブルメーカーの若旦那。呆れていた知里だったが、野菜への純粋な想いを知り、いつしか強く惹かれるように。おもろい恋の行く末は?
すかたん
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すかたん
2016/01/28 00:53
大坂商人の心意気がおもろい
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、とにかくテンポの良さが心地よかった。
大坂はお武家より商人の町。大坂商人の心意気の良さや、商いに対する厳しさ、ずる賢いさまがよく出ていて、とてもおもしろかった。いや、おもろかった!
活気あふれる大坂の町の雰囲気や大坂でかつて作られていた野菜などが知ることができて、勉強にもなった。
大阪の本屋と問屋に選ばれた作品だけあって、大阪のことが満載に詰め込まれた作品である。
すかたん
2021/07/16 08:38
奉公・商い・恋
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大坂の青物問屋を舞台とする時代小説。江戸で饅頭屋の看板娘と育ち、武士に見初められ反対を押し切って結婚。2年で死別し大坂に一人残された主人公が青物問屋に奉公しそこで関わる出来事を描いている。作者お得意の植物(蔬菜)がたくさん出てくるし、大坂商人の商いの心構え、そして若旦那との恋。毎作ながら一気呵成に読んでしまう面白さ。最後はハッピーエンド。「大坂商人の真骨頂は命懸けで利を求めることではない。」、「仕事はかたずけるもんとちゃいます。取り組んだものの質をあげるもの」いい言葉。この作者の家にはいろいろな植物が植えてある庭の他に菜園がきっとあるだろう。
すかたん
2017/01/09 14:46
よかった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にらめっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿呆ぼんかと思えば、商いのことに情熱をもっている若旦那の姿が、本当によかった。