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イブン=ハルドゥーン
著者 森本公誠
十四世紀のチュニスに生まれ、政治家として栄達と失脚を繰り返すなかで独自の「文明の学問」を拓いたイブン=ハルドゥーン。文明と王権はいかにして崩壊するのか、都会と田舎の格差はなぜ広がるのか、歴史の動因となる「連帯意識」とは――。イスラーム世界にとどまらない普遍性と警句に満ちた主著『歴史序説』の抄訳と、波瀾の生涯。(講談社学術文庫)
イブン=ハルドゥーン
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2021/01/06 08:08
イブン=ハルドゥーンの生涯と著作
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の前半はイブン=ハルドゥーンの生涯、後半は著作である歴史序説の訳が載っている。イブン=ハルドゥーンの生涯はスペインからマグリブ、エジプトそしてティムールとの会見と広域にわたる活躍をしておりこの地域の王朝の興亡がイブン=ハルドゥーンの生涯を通じてわかり面白かった。歴史序説は王朝が誕生して滅んでいくまでの過程をなぜそれが起きるのかということを説明しており興味深かった