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大江戸商い白書 数量分析が解き明かす商人の真実
著者 山室恭子
零細店舗あふれる江戸の町。外食屋七〇〇〇軒。一二六人あたり一軒の古道具屋。米屋は一日三〇名程度の来店客――。十数年しか続かず、血縁原理も働かなかった商家がほとんどだった花のお江戸の商人たちの選択のドラマとは? 狭くて人口密度が高く、売り手買い手ともに自由な一大消費都市江戸の商いのありようとは? 四〇〇〇軒の商家を徹底的に数値解析することで、従来の大商家「越後屋=三井」史観に決別する。(講談社選書メチエ)
大江戸商い白書 数量分析が解き明かす商人の真実
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2024/12/01 21:52
江戸の商人
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで江戸の商人といえば史料が多く残っている三井といった豪商についてばかり述べられてきたが本書では零細商人の統計を取って江戸時代の商人の実態を明らかにしている。江戸の商人が継続できるのは平均15年ほどで株も相続ではなく譲渡する方が多いというこれまでの江戸時代の固定概念とは違った江戸商人の実態が見えてきて面白い。
大江戸商い白書 数量分析が解き明かす商人の真実
2015/08/27 13:45
すらすら読める本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:50代 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全く新しい江戸時代の商人事情の本。
統計的な全体像の記述は読み物としては退屈だが、淡白な記述で結論は分かりやすく驚きもあり、苦にならない。
掘り下げた短いエピソードからは、感心や感動が得られる。