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神経とシナプスの科学 現代脳研究の源流
著者 杉晴夫
生体のニューロン回路の謎解明に挑む。18世紀末、イタリアの物理学者ガルバニによって世界で初めて生体を流れる電気信号の存在が明らかになった。電気信号が、脳や体をどうやって動かすのか、その謎を解明するのに150年以上を要した。日本人を含む偉大な研究者たちがそのメカニズムを解き明かすことで、神経とシナプスで起こる複雑な生体電気信号の実体がわかってきた。記憶や意識は脳の中でどのように生まれるのか。ニューロン同士はどのように連係し合っているのか。21世紀の脳科学は生体電気信号をより深く知ることで意識の謎を解き明かす道を切り拓くかもしれない。(ブルーバックス・2015年11月刊)
神経とシナプスの科学 現代脳研究の源流
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神経とシナプスの科学 現代脳研究の源流
2020/02/04 12:47
生体のニューロン回路の謎解明に挑んだ画期的な書です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、広範囲の知識を分かりやすく解説して好評を得てきた「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は、生体のニューロン回路の謎解明に挑んだ画期的な科学書です。脳による命令によって私たちの身体が動くとという仕組みは、18世紀の電気信号の発見にその起源がありますが、それから200年間も世界の研究者たちによって絶え間ない研究が行われ続け、近年ようやくその謎が解明されてきました。同書は、その成果を分かり易く、読者に伝えることを目的に編集されたもので、記憶や意識がどのようにして脳内で生まれるのか、ニューロン同士はどのように連携し合っているのか、といったことを解説してくれます。