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2件
美学
著者 アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン , 松尾大
「美学(aesthetica)」という概念を創始し、後世に決定的な影響を与えた西洋の古典、待望の全訳。ライプニッツとクリスティアン・ヴォルフの影響のもと、フランクフルト大学で行われた講義を基にしてラテン語で書かれた本書は、人間の認識を「悟性的認識」と「感性的認識」に分け、後者を扱うのが「美について考察する学」、すなわち「美学」だと明言した。あらゆる美学(エステティック)は、ここから生まれた。
美学
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2025/01/02 23:39
鈍器本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み通すにはかなりの忍耐を必要とする。特に初めの方は具体的な話が少ないため、理解するのが難しく、苦痛ですらある。徐々にギリシア、ローマの著述家の引用により、話に多少具体性が出てきて、人生訓や箴言集として何とか読み通す事ができた。正直予備知識のない人がいきなりこの原典に当たると撃沈必至であろう。ラテン文学についてもある程度素養や興味がないと、楽しい読書にはならないであろう。完読するのに2ヶ月かかった。
美学
2016/03/19 08:05
凡人
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学とレトリックとローマ法で語られる長編。当時の美観なのかもしれないが、どれだけの現代の日本人が本書を十分に理解し得るのだろうか?