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戦国の陣形(講談社現代新書)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 8件

電子書籍

戦国の陣形

著者 乃至政彦

◆鶴翼、車懸、魚鱗…「兵法」の意外な新事実/軍勢を軍隊へと改めたのは織田信長ではなかった!? 甲斐武田氏と越後上杉氏が取り組んだ軍制改革の中身とは!? 歴史とは事実であらねばならない――。徹底的に真実を掘り起こした渾身の一冊。◆伊東潤氏絶賛!/川中島の、三方ヶ原の、関ヶ原の実相はこうだったのか!頭を割られたような衝撃が走る。中世軍事史に一石を投じる快作。

戦国の陣形

702 (税込)

戦国の陣形

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本戦国の陣形

2016/01/24 22:16

戦国時代を中心に、戦場での実際の戦いの姿

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さえもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

鶴翼の陣、魚鱗の陣など。戦国時代の合戦でよく知られた鉄砲、騎馬、槍あるいは旗などを細かく配置した図でお馴染みの、これら陣形を当時の戦国武将たちはどの様に運用したのか。合戦とはどう戦われてきたのか。これまで定番化して示されてきた有名な合戦の配置図に疑問を呈し、はるか昔、律令の時代にまで遡り時代と共に変化する合戦の実際を、資料を解釈し直して再提示してゆく。テンポ良く読み易く、現代的な例えも分かりやすく楽しませてくれる。現代人がイメージする戦場の本当の姿を武者達の勝利への執念が産んだ試行錯誤を、図も用いて丁寧に示して解説している。近年戦国合戦の解釈が大きく変わりつつある中で、これらを踏まえた上での著者独自の解釈は十分説得力有る物と思う。

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紙の本戦国の陣形

2016/01/28 18:39

研究熱

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

陣形についての考察ははっきり類書がなかっただけに秀逸。

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紙の本戦国の陣形

2016/02/26 10:53

この本すごいです!

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aratakadowaki - この投稿者のレビュー一覧を見る

陣形の話もさることながら、前段階の古代、中世、戦国期の軍制について解りやすく説明されています。

中世と違い戦国期の軍制は、一人の騎馬武者が弓、鉄砲、槍などの10人の兵を連れてきても、一旦バラバラにして兵種別の各隊に編入することが可能になった。それによって兵種別の五段構えの陣形が、村上義清→上杉謙信により確立され、やがて全国に広がった。陣形とは基本的にこの一種のみ。という説明はいろいろ腑に落ちます。

筆者は在野の研究者のようですが、今後この分野に多くの研究者が参入してほしいと思います。

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電子書籍戦国の陣形

2016/02/08 22:32

とても面白かったです

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒケシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一般にこう思われてるが実は違った、という歴史の話が大好きなので、この本はとても気に入りました。
陣形は律令時代に既にあったとか、蝦夷との戦いでは役に立たなかったとか、村上義清が隊形を編み出し、それを上杉謙信が受け継いだとか、三方ヶ原の戦いで魚鱗対鶴翼なんてなかったとか、とにかくとても楽しめました。大満足です。

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紙の本戦国の陣形

2017/06/07 00:34

日本陣形史

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サラーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦国時代などの陣形についてまともに扱った本がないので面白かったです。甲陽軍鑑や信長公記について肩を持つのが嫌味たらしい以外は日本の陣形の進化を一つのストーリーにしたのは秀逸。蝦夷討伐のために軍団単位での戦いが少数精鋭による個別の戦いにとって変わられたというのは事実であればローマ末期と同じ現象で興味深いが裏付けがないため再考、関連書籍読み出しが必要かも。

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紙の本戦国の陣形

2016/03/20 10:15

孔明の罠

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

「陣形」という切り口で歴史書を紐解くと、意外な史実が浮き彫りにされましたという本です。例えば、以下の通りです。
・律令時代に、唐・新羅に対抗するための軍事力として、既に陣形(唐から輸入された八陣)は考えられていたが、蝦夷との戦闘では効力は発揮できなかった(第一章)。
・源平合戦では魚鱗の陣や鶴翼の陣が登場するも、鎌倉幕府は陣形を使用していない(第二章)。
・村上義清の武田を打ち破った必勝隊形を上杉が取り入れ五段隊形が確立した。織田信長の軍事改革は大したものではなく、個人の集積である「軍勢」を組織的に機能する「軍隊」へ作り変えた上杉・武田・北条の軍事改革の方が、ずっと重要である。(第四章)。
・陣形を深く追求すると、川中島の戦いや関ヶ原の戦いが全く異なる様相となる(第五章)。
・大阪の陣での真田信繁の活躍の裏には、伊達正宗の鉄砲のみの陣立による命拾いがあった(第六章)。
・1700年以上も人々を論争に向かわせる孔明の罠は深遠(終章)。

 巷間に流布している陣形は机上の空論であり、今に伝わる戦国合戦の陣形は史実ではない可能性が高く、見直すべきという主張でした。一考の余地はありそうです。ただ、本書の目玉と思われる関ヶ原の戦いの見直しは思い込みで描かれており、その根拠が良く分かりませんし、上杉・武田・北条を持ち上げるための信長の過小評価も的を得ていません。細部まで練れておらず、雑な印象が残りました。一方、歴史学者が研究対象として一顧だにしていないものを、丁寧に掘り下げた面白さはありました。

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紙の本戦国の陣形

2016/01/27 22:51

結論は読む前からわかっていたが

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本には「陣形」というものは結局なかったという当たり前の結論。「甲陽軍艦」の資料価値を主張したり、熱量は感じるが空転している気がする。

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紙の本戦国の陣形

2016/03/14 09:00

戦国の陣形

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高橋 米和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦国時代の合戦について、その陣形などの分析は興味深いものがありました。

ただ、もう少し分かりやすく解説してほしいと思いました。

合戦場所の地形や、その合戦の経緯を詳しく解説してほしい。

全体的に、初心者にも分かるような説明を希望します。

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