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物質と記憶
フランスを代表する哲学者アンリ・ベルクソン(1859-1941年)が残した主著の一つである『物質と記憶』(1896年)については、すでに7種もの日本語訳が作られてきた。そのすべてを凌駕するべく、第一級の研究者が満を持して新たに訳出した本書は、簡にして要を得た「訳者解説」と相俟って、日本語でベルクソン哲学の真髄を伝える、文字どおりの「決定版」である。今後、本書を手にせずしてベルクソンは語れない。
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物質と記憶
2020/02/28 11:59
実在論と観念論の対立の超克について探究したアンリ・ベルクソンの代表作です!
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、近代のフランスを代表する哲学者であるアンリ・ベルクソンの代表作の邦訳版です。同書は、アンリ・ベルクソンが心身問題について正面から取り上げ、実在論と観念論との対立の超克について探究した内容です。内容も、「第1章 表象化のためのイマージュの選別について──身体の役割」、「第2章 イマージュの再認について──記憶力と脳」、「第3章 イマージュの残存について──記憶力と精神」、「第4章 イマージュの限定と固定について──知覚と物質」となっており、難しいですが、なかなか中身の濃い一冊です!