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青い春を数えて
著者 武田 綾乃
“青春”の表も裏もすべて抱えて、少女は大人になっていく。
放送部の知咲は、本番の舞台にトラウマがある。だが、エースの有紗の様子が変で――(白線と一歩)。
怒られることが怖い優等生の細谷と、滅多に学校に来ない噂の不良少女・清水。正反対の二人の逃避行の結末は(漠然と五体)。
少女と大人の狭間で揺れ動く5人の高校生。瑞々しくも切実な感情を切り取った連作短編集。
解説・井手上漠
青い春を数えて
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青い春を数えて
2021/09/13 19:11
『青い春を数えて』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
トラウマがあって本番に立てない放送部の知咲
Nコン有望な部長の有紗から託されたのは
──「白線と一歩」
料理が得意でSNSの投稿写真も人気の真綾
これといって取り柄のない姉に引け目を感じてしまう
──「側転と三夏」
自分に自身が持てず、疎外感、劣等感、孤独感に悩み揺れ動く高校生を描いた連作短編集
《爽やかだけが、“青春”じゃない。
青春小説の新スタンダード!》──はさみこみリーフのコピー
『響け! ユーフォニアム』をベースに本書のテイストをブレンドすると『愛されなくても別に』(吉川英治文学新人賞)ができあがる
2018年刊の単行本を文庫化、2021年7月刊