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4件
あめつちのうた
著者 朝倉 宏景
土と向き合う。雨を信じる。
そうして、日本最高のグラウンドが生まれる。
甲子園の神整備、「阪神園芸」が小説に!
絶望的な運動神経の持ち主・雨宮大地は、自分とは正反対の弟や頑なな父への鬱屈を抱え、甲子園のグラウンド整備を請け負う阪神園芸へと入社する。ところが、持ち前のセンスのなさから、仕事は失敗続き。広いグラウンドのなかで、たったひとりうろたえる自分は、本当に一人前のグラウンドキーパーになれるのか?同性愛者であることを周囲に隠す親友・一志や、重い病気を患いながら歌手を目指すビールの売り子・真夏、ケガでプロへの道を断念した、同僚の長谷。大地は同じく「選べなかった」運命に思い悩む仲間たちと関わり合いながら、自らの弱い心を掘り起こすように土へ向き合っていく。
タイガースファン、高校野球ファンのみならず、
すべてのスポーツファンに捧げる、唯一無二のグラウンド整備お仕事小説!
今日も彼らは、地味に地道に、あのグラウンドを守り続けている。
あめつちのうた
05/22まで通常946円
税込 662 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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2023/08/08 18:29
安くなってる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とても面白かったですさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからとても興味を惹かれました。
この作者には以前から興味を持っていて、とても読んでみたいと思いました。
他の作品も読んでいきたいです。
追記、安くなってます
あめつちのうた
2022/12/09 18:21
親子3組の実話をもとにしたノンフィクション物語であり、真剣勝負のルポルタージュでもある。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
甲子園のグラウンド整備を請け負う職人集団「阪神園芸」が舞台の、絶対に泣く、誰もが人生の主役だと教えてくれるスポーツ青春小説。2022ひょうご本大賞受賞作。帯に「青春×お仕事小説」とあり、もちろんその通りであるが、その言葉以上に、親子や兄弟の関係の難しさ、確執、嫉妬等を考えさせられる良い小説だった。甲子園球場のグランド整備について、一年の流れ、四季を通じて知ることができた。土や雨と向き合う彼らの姿は最高にかっこいいんです。
2024/06/24 21:57
甲子園に行きたい!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
阪神園芸という組織のことは、テレビ番組などで取り上げられているのを見て一応は知っていたが、その業務内容がこれほど多岐にわたり、且つ、これでもかと言うほど細かく神経を配らなければならない作業の連続であることを初めて知った。
この本を読む前と後とでは、高校野球を観る時の感じ方が全く変わるのではないか。
読んでいると、夏の甲子園の、あの独特な雰囲気の中に身を置いているような臨場感に包まれる。
今年は例年以上に、夏の高校野球観戦を楽しめそうだ。