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江戸老人旗本夜話
著者 氏家 幹人
勤務先・江戸城。職業・旗本。天野弥五右衛門(やごえもん)81歳、赤裸々な日々の記。時代小説ではわからない武士の真実――。武士道とは長生きして出世競争に勝ちぬくことなり。武芸とは健康法なり。性は「接して泄(も)らさず」が善し。ある老旗本が書き残した、組織・仕事・カネ、家庭の悩み、性生活、老いへの惑い。江戸の「性」と「老い」を語れば当代随一の著者が武士の実像を生々しく描く、目から鱗(うろこ)の傑作エッセイ。(『元禄養老夜話』改題)
江戸老人旗本夜話
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2024/06/09 17:45
江戸老人旗本夜話
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代初期から中期にかけて活躍した旗本の天野弥五右衛門長重が遺した文集『思忠志集』の記述を紹介している。弥五右衛門は17歳で島原の乱に参加し、後に先手鉄砲頭、槍奉行を歴任したという経歴の持ち主で、健康から家中の収め方、武士としてのあり方など、様々な内容について書かれている。現代から見れば魅力的には見えないかもしれないが、当時の人々に面白がられていたということは本書に書かれている。