- みんなの評価
2件
サーカスから来た執達吏
著者 夕木 春央
密室から忽然と消失した財宝の謎。
14年前の真実が明かされる
怒涛の30ページに目が離せない。
『方舟』で注目される作家・夕木春央の本質がここにある!
「あたし、まえはサーカスにいたの」
大正14年。莫大な借金をつくった樺谷子爵家に、晴海商事からの使いとしてサーカス出身の少女・ユリ子が取り立てにやって来た。
返済のできない樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出す。ユリ子と鞠子は、莫大な借金返済のため「財宝探し」をすることにした。
調べていくうちに近づく、明治44年、ある名家で起こった未解決事件の真相とはーー。
サーカスから来た執達吏
05/08まで通常1,001円
税込 701 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
サーカスから来た執達吏
2023/10/30 01:17
収束得心
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まあまあ個性的な展開というか、
状況は受け入れる必要はあるのかな、という作品。
借金取りが元サーカス団員の少女、という状況。
ここを華族の気まぐれとして乗り越えれば、
ほどよい暗号解読、
時代背景とミステリーの定石を
しっかり利用した事件。
中盤、展開としては少し地味なところがあるけれど、
どれも納得の絵解きと裏切りがあって
完成された作品。
2024/04/14 00:55
大正時代
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大正時代に、明治終わりの事件の謎を解いていく、というお話です。今のようにDNA判定もなければ、スマートフォンもない…だから、事件が複雑化するんですけど。借金して返済のできず樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出す、というのは……