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歴史劇画 大宰相
敗戦、GHQによる日本占領が始まった……。幣原喜重郎内閣打倒後、総理と目されていた鳩山一郎は公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任。以後、脈々と続く「吉田学校」の始まりだった。党人派と吉田派の仁義なき闘いの幕が切って落とされた。戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた、傑作戦後日本史全10巻!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
歴史劇画 大宰相 第十巻 中曽根康弘の野望
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歴史劇画大宰相 第5巻 田中角栄の革命
2020/12/08 08:12
さいとう・たかをワーク集大成
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
田中角栄元首相ほど毀誉褒貶の激しい人はないだろう。
首相として登場したときは、「平民宰相」「コンピューター付ブルドーザー」とその行動力と学歴に頼らない出世力を高く評価され。
ロッキード疑獄では、「銭ゲバ」と罵られ。
そして今、またその思考、行動力を再評価されている。
この本は歴代の昭和の宰相の人生を描いた伝記コミックシリーズの中の1巻。
描かれている場面には、ゴルゴタッチの人間はひとりもおらず、写実的な現実に存在した、あるいは存在している人びとが描かれ、セリフが多い。
さいとう・たかを色はないが、これこそがさいとう・たかを先生が提唱している、劇画工房の作品の真骨頂だろう。
さいとうタッチの太いのびのびとした線ではなく、細い写実的に描かれる線が、この作品の真面目さというか公平な史観に似合っている。
細い線で描かれる福田赳夫や三木のなんといきいきしていることか。
文庫版が手頃な価格であるが、単行本サイズの大画面で読みたい作品である。
歴史劇画大宰相 第1巻 吉田茂の闘争
2022/10/27 15:27
まじめな歴史漫画
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の雰囲気から、「大宰相」を皮肉ったり何かドラマティックな描き方をしたりしているのかと思いきや、そうでもない。まじめに戦後の日本史を、吉田茂を主人公にたどっている。
いわゆる「日本史まんが」とは異なり、同時代を生きていた政治家が多数出ているので、あの時にはそんなことがあったのかなど関心を持ちながら読める。
文庫版は、手嶋龍一さんが解説を書いている。日米安保について。この解説は、本書にあっているのかどうか・・・。