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電子書籍

少年名探偵 虹北恭助

著者 著:はやみねかおる

ひとりでにふえてゆく駄菓子屋のおかし。深夜、アーケード街をさまよう透明人間の足跡。なんでも願いをきいてくれるお願いビルディング。虹北(こうほく)商店街で巻き起こる不思議な不思議な謎・謎・謎! 美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、講談社ノベルス史上最年少の名探偵(小学6年生)・虹北恭助の推理が冴える!!

少年名探偵 虹北恭助の冒険

税込 935 8pt

少年名探偵 虹北恭助の冒険

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みんなのレビュー6件

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評価内訳

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紙の本少年名探偵虹北恭助の冒険

2003/01/08 20:27

申し訳ないけれど、娘が響子みたいな性格だったら、私は絶交するね

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ともかく読者の心を掴もうとする出版社の努力には頭が下がる。でも「講談社ノベルス史上最年少」という謳い文句に、どれほど人の心が惹きつけられるのだろう。むしろ「児童推理小説にカツ!」くらいのほうが良かった気がする。とはいえ、今では『虹北恭助の新冒険』、『虹北恭助の新・新冒険』と新作が出ているのだから、あまり宣伝する必要もないかもしれない。

主人公で探偵役の虹北恭助は、学校に行くくらいならば祖父が経営する古本屋 虹北堂で店の本を読んでいたほうがためになると、気が向いたときだけ学校に行くだけの変な五年生。恭介を好きな野村響子は、恭助を支配したいだけの、読んでいてこっちが不快になるような同級生。

駄菓子屋の店先のお菓子が増えていく怪、学校の心霊写真の謎、商店街に現れた透明人間、願い事が叶うビル、寄贈されるプールと鬼。五編はどれをとっても切れがいい。挿絵の雰囲気や、はやみねの名探偵夢水清四郎シリーズから、幾分甘めの推理小説を想像していたけれど、嬉しい誤算。多分、子供を主人公にここまできちっと構成された推理小説というのは日本初かもしれない。恭助が埴谷雄高の『死霊 第九章』を読みながら探偵をする場面などといった、出版社自身の宣伝風なところもご愛嬌だろう。

表紙と挿絵がいかにも今風の漫画タッチなので、我が家の娘二人も早々と読み終えてしまった。彼女たちに聞くと、やはり野村響子が嫌いだという。ワトソン役というより単なるわがままなだけではないかとまで。ついこの間まで小学生だった娘たちですら魅力を感じないというのだから、造型の失敗かもしれない。最近のノベルスの読者は、傲慢で怜悧な美女と、女装が似合うような美男が好きという決め付けが、低年齢向けの作品にも及んだ感じがする。でも、推理小説としては骨格がしっかりしていて、読み直しても破綻が無い。書棚にある続編二冊、読むのが待ち遠しい。

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紙の本少年名探偵虹北恭助の新冒険

2004/08/04 20:27

推理小説としての出来だけを言えば、満点といってもいい。ただし、登場人物の型に嵌ったところ、それがなにか押し付けがましいっていうか、ウザイっていうか。ま、好き嫌いなんでしょうねえ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「作品内容の余りの愚劣さに、商店街から上映を禁じられた〈名探偵はつらいよ〉。虹北商店街の映画狂の若旦那三人衆が、名誉回復を狙って新作にとりくむが」児童小説。

『虹北恭助の冒険』につづくノベルス版で、『虹北恭助の新・新冒険』と同時発売。ただし、推理小説としてはおふざけが過ぎてしまい、前作より一歩後退、同じ新書でも青い鳥文庫のほうがぴったりする、といったら、はやみねファンは怒るだろう。

形式的には、青い鳥文庫でおなじみの〈名探偵 夢水清志郎〉シリーズに似て、メインの話の前後(この本では、前だけだが)に本格推理短編を置いてから、本編に入るもので、今回は「夜間飛行」が前振り、「外伝の一 おれたちのビッグなエンターテイメント」が外伝ながら中心になる。話によって語り手が変わるのが今回のミソだろうか。

アメリカに行ったきり、連絡ひとつよこさない虹北恭助。彼がいないのがちょっぴり寂しい中学一年の野村響子が、最初の話の案内役。商店街の依頼で作ったコマーシャルフィルム、怪獣が暴れ周り、終いには商店街が破壊されてしまうという奇っ怪な作品が封印されてしまったことに憤懣やるかたない映画マニアの若旦那三人衆の、汚名挽回、起死回生の新作づくりに狩り出された響子は、時間の合間をぬって恭助の祖父 恭市郎が経営する古本屋虹北堂を訪れる。

彼女が手にしていたのは、恭助なら興味を持つであろうS市の小学校で起きた、小さな事故の記事。掃除をしていた小学生の少女が屋上から落ちて、重態で意識不明のままであるという。夕方の校舎で何があったのか、それを読んだ恭一郎は、響子に店を任せS市に向う「夜間飛行」。

またしても自分たちが作った映画が上映されなかったことに不満を抱く若旦那三人組み。そのリーダーでもあるカメラ屋〈大怪獣〉の若旦那が今回の語り手。彼等が、映画の上映場所に選んだのが、自主制作映画だけを上映する虹北シネマという小さな古い映画館。ただし、一定水準に達しない作品が上映されることはない。

館主の小野寺史朗を十年前に畏怖させた「妖」という映画は、そのあまりの凄さゆえに封印されたという。私は、それと競わせる形で自分たちの作品「名探偵はつらいよ リターンズ」の上映を目論むが、その話を聞きつけた「シネマニア」製作の連中も相乗りしてきて。幻の名作「妖」に秘められた真実、低レベルの作品には〈北斗七星が舞い降りる〉といわれる映画館のいい伝え。そして三作品のうち、本当の傑作は。男たちの名誉と意地を賭けた闘いが始まる、と書くとちょっと大げさな「外伝の一 おれたちのビッグなエンターテイメント」。

前作『虹北恭助の冒険』でも野村響子のキャラクターは好きではなかった。それは作品を読み終わった娘たちも口にしていたから、ある程度平均的な反応だろう。ちょうど〈名探偵 夢水清志郎〉シリーズのレーチの存在に近いのかもしれない。どうも、はやみねには意図的かどうかはともかくとして一つの固定化した児童像があるみたいで、正直それが鼻につく。それから、軽さを通り越して馬鹿らしいといいたくなるような人物の動きも、気になる。

しかし、前作でも指摘したが、そういった挟雑物を取り除くと、じつにすっきりした本格推理小説になる。それに免じて、前回は傑作と判定したが、今回は逆におふざけが足を引っ張った感じ。この本に関して言えば、むしろ児童書にしてしまったほうがいいのではと思う。推理の部分は、本当に素晴らしい。確信犯的はやみねの作風を好むか否かが、評価の境目かもしれない。

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一番すごいのは恭じいちゃん

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時系列的には既刊の「ハイスクール☆アドベンチャー」より少し前、響子ちゃんがフランス滞在中の恭助に会いに行くお話です。真衛門の城がある陽炎村で起こる、かつての領主の亡霊が村人に恐怖を巻き起こし、紆余曲折の末に恭助が解決します。ミステリーなので事件の詳細には触れませんけれどね。
 ただ今回は、恭助の魔術師としての能力よりも際立つキャラクターが多くいて、若干主役を食われてしまっている印象がしなくもない。だから解決も、恭助すご~いというよりも、え~そういうことなの~と思う気がしなくもない。
 とにかくこれでシリーズは完結しているらしいですが、この本に出てくる登場人物の関係者を主役として物語を書く予定はあるそうです。

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紙の本少年名探偵虹北恭助の冒険

2002/03/10 16:55

続きが出るなら是非読んでみたい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この中の一編が講談社の複数作家による短編集に収録されており、それを読んだのがこの本を手に取るきっかけになりました。小学校の先生&日頃子供向けの推理小説を書いている作家さんだけに、文章がとても読みやすく、またそうあろうとする、読み手に対する思いやりが感じられます。
 謎解きはシンプルで、後味が良いです。この感覚は結構大切だと思うんですが…? ミステリ好きには、あとがきも楽しめるかと。この世界はこの一冊だけで完結してしまってもいいかもしれませんが、続きが出るなら是非読んでみたいですね。

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紙の本少年名探偵虹北恭助の冒険

2002/04/18 02:16

大人向けジュブナイルの魅力がここに

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひで - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は、新本格作品の先鞭をとり、現在のミステリ界にあって確固たる立場を確立した講談社ノベルスへの氏の初進出作品となる。そんなレーベルの志向する本格作品の一つとして、本作は刊行された。しかし、氏は、あえてスタイルを崩さず、ここでもジュブナイル作品を持ってきている。ここには、これまで自分が築いてきたスタイルが、本当に大人にも通用するかを試しているようにも感じられる。その答えは、この作品を読んで、決めてもらいたい。

本作は、駄菓子屋に持ち込まれる穴あき菓子の謎を解く「虹北ミステリ商店街」、心霊写真騒ぎとその解決を巡る「心霊写真」、商店街に突如現れたペンキの足跡と飾り物、そして深夜に目撃された足跡の正体を探る「透明人間」、願い事を叶えてくれる幽霊ビルディングを巡る「祈願成就」、雷雨の中目撃された鬼とその正体を巡る「卒業記念」の5作品が収められた連作短編集である。

氏は、小学校の教師として、多くの子どもを見てきた。本作に登場する探偵役、虹北恭助は、古本屋の店主として学校へはほとんどいかない。しかし、それを教師も周りの子どもたちも何も言わず、彼を認めている。学校という組織の中では、突出する存在を認めず、それが故に、いじめ等の様々な問題を生んでいる。ここに描かれている世界には、氏の教師としての理想像が描かれているのかも知れない。そしてまた、こういった作品を大人向けの媒体において執筆したのは、そのメッセージを感じて欲しい大人にこそ読んでもらいたいといった、そんな願いが込められている、というのは考えすぎであろうか。

さて、江戸川乱歩や横溝正史といった探偵小説の大家は、多くのジュブナイル作品を輩出している。両者共に、現在でも多くの読者に支持されているのと同時に、その作品を通し、未だ新たな読者を開拓し続けている。氏は、本作のあとがきの中で、現在活躍する作家がジュブナイル作品に真剣に取り組めばという、そんな希望を書いている。最近、ティーンズ向けの文庫では、ミステリが多く見かけられるようになってきた。これは、そんな氏の希望が、世に認められてきた証なのであろうか。ともあれ、本当に真剣に作家が取り組めば、活字離れなどはきっと過去のものとなるだろう。本作は、そんな希望を込めた作品でもある。

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ミステリの部分だけを取り出せば、もっと得点は高いのだろうけれど、とくに響子と恭介のドラマが陳腐で足を引っ張った感じ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「虹北商店街の喫茶店のマスターと由美子さんの結婚披露宴用の紹介ビデオ作成に情熱を燃やす若旦那。彼らの身辺に不思議な事件が」ミステリ。
『少年名探偵虹北恭助の新冒険』と同時にでたので、密接な関連のある連作かと思ったら、あくまでシリーズ本ではあるけれど、独立した作品。むしろ、時期をずらして出版しても良かったのでは、と要らぬおせっかいまで言いたくなってしまいます。
喫茶店の年上のマスターと結婚することになった由美子さんの話題で盛り上がる商店街。でも、中三になる野村響子の気になるのは、友達のおとなしい久留美と暴れん坊の鉄也が付き合っていること。つりあいそうにない二人を結びつけたものは「春色幻想」。マスターの青谷さんと由美子さんの結婚披露宴で使われる二人のプロフィールの紹介ビデオ。撮影は、もちろんカメラ屋「大怪獣」の若旦那。撮影の最中に幸運の池の鯉が殺された「殺鯉事件」。相変わらず結婚披露宴用のビデオ撮影に励む若旦那たち。クリスマスも間近なある日、雪の積もった公園で見かけた不思議な足跡。入院中の子供の心「聖降誕祭」。
三つの中篇からなる作品集で、さりげない謎とその解明という点では、相変わらずしっかりしています。そのわりに、進行するドラマの陳腐さは、いくら若い人が読者とはいえ、あんまりではないでしょうか。最初の話で、中学三年になる響子が、久しぶりに帰ってきた恭助を殴りつける所などは、それこそTVドラマを一歩も出ないし、愛嬌を通り越して不快感を覚えます。最後の恭助の発言などは、一体あんたは作者のおもちゃかと言いたくなってしまいます。
むろん、そんなことは分かっていて、はやみねがこの世界を提示しているのだから、嫌いならば読まなければいいのだろうけれど、推理小説として出来がいいだけに読まないではいられないのはサガですね。中二の長女などは、早々に「もう読まなくてもいい」宣言をして森博嗣の小鳥遊練無のほうに熱をあげていますが、その気持ちが良く分かっていても、やめられません。
それでも、はっきりするのは、はやみねの「子供はこうあってほしい」という思いが、たとえば重松清『きよしこ』の中の、わたしたちの周りで現実に起きている学校生活の描写を超える、とはとても思えないということです。そろそろ、本当の子供の姿を描いた推理小説を、はやみねの手で実現して欲しいと思うのは、私だけでしょうか。

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紙の本少年名探偵虹北恭助の冒険

2001/11/04 11:03

将来楽しみな小学生探偵

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作者のはやみねかおる氏は児童向け推理作家とのことで、講談社ノベルズとはいえ殺人事件等は皆無。どの話もとても優しくほんわりとしたもので、商店街や学校で起こる不思議な出来事を商店街一の老舗古本屋「虹北堂」の虹北恭介が筋道立てて解き明かしていくといったもの。
 恭介は小学生でありながらも学校へは行かず、一日中店番をしながら本を読んでいる少年で、同級生の響子を通して持ち込まれる珍事件を魔法使いの様にたちどころに解いてしまう。
 どこか人生を達観している様の恭介が何となく哀しげにも思えてしまうが、同年代より数歩先を行く者には付き物なことなのかもしれない。それを響子をはじめ、恭助の祖父、そして担任の先生や商店街の人達が理解してくれているというのが、まあ何というか、今の世の中こういう人達も滅多にいまいと胡散臭さを感じてしまうのは大人のサガ、ひねくれた考え方なのだろう。
 恭介が数年を経て成長した姿も見てみたい気がする。末は工藤か、御手洗か、はたまた京極堂か(性格的にはどれも違いそう)…夢は勝手に広がるが、何はともあれ、ほのぼのとした、かわいらしい短編集である。

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電子書籍少年名探偵 虹北恭助の冒険

2023/12/10 19:36

キャラがいい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:恵恵恵 - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容はともかくとして恭助くんのキャラがいい。かっこいい。響子ちゃんのこと好きなのかな?

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