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仕立屋探偵 桐ヶ谷京介
著者 川瀬 七緒
東京の高円寺南商店街で小さな仕立て屋を営む桐ヶ谷京介は、美術解剖学と服飾の深い知識によって、服を見ればその人の受けた暴力や病気などまでわかる特殊な能力を身につけていた。そんな京介が偶然テレビの公開捜査番組を目にする。10年前に起きた少女殺害事件で、犯人はおろか少女の身元さえわかっていないという。さらに、遺留品として映し出された奇妙な柄のワンピースが京介の心を捉える。10年前とは言え、あまりにデザインが時代遅れ過ぎるのだ。京介は翌日、同じ商店街にあるヴィンテージショップを尋ねる。1人で店を切り盛りする水森小春に公開捜査の動画を見せて、ワンピースのことを確かめるために。そして事件解明に繋がりそうな事実がわかり、京介は警察への接触を試みるが……。
クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介
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ヴィンテージガール 仕立屋探偵桐ケ谷京介
2023/05/31 23:38
まだ1巻目だけどこのシリーズのファンになった!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きのこごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る
美術解剖学と服飾の知識から事件を紐解く、というのが今まで読んだことがなくて興味深かった。
当時着ていた服だけを手がかりに、服飾関係に詳しいいろんな人達に聞きながら、徐々に真相に近づいていくのは読んでて面白かった。
でもまさか真相が今の社会問題に繋がっているとは思わなくて、名前がわかったときは切なかった。
ミステリーとしても読み応えありだけど、登場人物の1人である小春ちゃんのキャラクセが強くて面白かった。
アンティーク知識もさることながら、ゲーム用語で例えて話す場面がたくさんあって、ゲーム好きな自分には大ツボでした!
服飾知識が無知といっていいほどの自分でも一気読みでした。
1巻目ですが、すでにこのシリーズのこれからが楽しみでならないです。
ヴィンテージガール
2021/05/01 20:22
古着の価値に興味が出ました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
商店街の片隅に住んでいる桐ケ谷くん、怪しい風貌ながら服飾に関する知識が豊富服飾ブローカー。ブローカーって自体が怪しいよね・・・。
しかし彼、服のシワを見れば骨格筋肉、身体の悪い所やクセなどが分かる特殊能力の持ち主です。
多くに人に理解はされないことは分かってて、ちょっと世間を斜めに見てる面もあるけど、救える命があるなら救いたいと思っている誠実でイイ奴です。
10年前に遺体で発見された少女の着衣から身元を探すのが主筋。
ちょっと暗めのキャラが鋭い観察眼と深い洞察力で事件を解決に導きます。
行動を共にする小春さんは美女なのに中身は男前でちょっとアレな女性。この人も魅力的。
事件解決の糸口が面白くて、古物古着に興味が出ました。
クローゼットファイル
2022/11/01 20:08
警察とずぶずぶ(笑)
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
未解決事件解決に協力する桐ケ谷くんと小春ちゃん。独特の視点で大活躍です。そして、小春ちゃんの小悪魔気味にますます磨きがかかってる。
さて、桐ヶ谷くんは警察のコネを強固なものとし、いざ虐待を受けている子供を見つけた時に救出することを目指します。
南雲さんには新しく部下が出来、こいつがなかなか個性的な性格のイケメンで今後楽しみ。
服飾関係業界のことなど知らないことばかりなので、興味深いところがたくさんあります。