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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.7 33件

ルドルフ

著者 斉藤 洋 , 杉浦 範茂

猫と人間、それぞれの愛と友情の物語。ひょんなことから、長距離トラックで東京にきてしまった黒猫ルドルフ。土地のボス猫と出会い、このイッパイアッテナとの愉快なノラ猫生活がはじまった……。 青少年読書感想文全国コンクール課題図書/第27回講談社児童文学新人賞

ルドルフとノラねこブッチー

税込 1,320 12pt

ルドルフとノラねこブッチー

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みんなのレビュー33件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (23件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

ルドルフとイッパイアッテナ

2009/10/25 05:40

初のジャケ買い。楽しいと教育的のバランスが優れている作品。

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marekuro - この投稿者のレビュー一覧を見る

目的もなく書店を歩き、ふと目にとまった本書。

赤い表紙に、ふてぶてしい顔をした黒猫の絵が描かれている。

いつもは通り過ぎる児童書コーナーにあったが

何気に手に取ってみた。

自分は猫が好きで、特に黒猫が大好きだという事もあり

”はじめに”も"目次”も”あと書き”も”第◯刷”かも確認せずに購入。

もちろん作者も確認していない。

完全に本のジャケ買いである。


しかし、大当たりだった。


ストーリーに関しては他のレビュアーの方も書かれているように

とある街で飼い猫として何不自由なく、それでいて自由気ままに

暮らしていた少年猫ルドルフの出会いと別れと学習と仇討ちを盛り込んだ成長物語。

そんなルドルフは、生まれ育った街でのある出来事によって長距離トラックの荷台に乗って東京に出てしまう。もちろん帰る方法など知るよしもない。

そんな経緯から、東京で野良デビューを果たしたルドルフは、いきなり現地でボス猫と出会う。表題にもある、この物語の重要登場人(猫)物のイッパイアッテナである。

世間知らずなルドルフは、ボス猫のイッパイアッテナに対する先入観がない。

それ故にかわいがられる事となる。そしていつしか兄弟であり師弟であり友人として

お互いが認め合う関係になり共に様々な出来事を乗り越えていく。

そんなお話である。こう書いてしまうと幾分味気ない感じもするが
誤解を恐れずに書評を続けると

このお話の魅力は表題にもあるルドルフとイッパイアッテナ。この2匹の魅力的な人(猫)物像にある。もちろん他の登場人(猫)物も十分に魅力的であり、さらに登場人(猫)物が読者の周りにいる人に置き換えて見れる点にある。そしてストーリーも秀逸である。
ルドルフとイッパイアッテナの関わり。そしてタイプこそ違えど2匹ともすごく気持ちの良いキャラクターであり、お互いを高めあっている。言い換えれば理想的な友情と師弟関係が同時に描かれている事が魅力の要因として大きいのではないだろうか。繰り返すがストーリー自体も面白い。

私個人の話で申し訳ないが、私はイッパイアッテナの大ファンだ。
強面だけど義理・人情に厚く面倒見がいい。彼の存在がなければ本書はなりたたないだろう。ビジネス書的に言うならイッパイアッテナは見事にルドルフをコーチングしている。

批判を恐れずに本書をコーチングの本として、あえて誤読してみたら

読了後、ふと私自身にとってイッパイアッテナにあたる人は誰なんだろう・・・?と考えたり
私自身が誰かにとってのイッパイアッテナになりえているだろうか・・・?
等と考えてしまった。

もちろん。純粋にストーリーを楽しむことも忘れてはならない。本書は基本的には不必要な深読みや意図的な誤読は必要ない。まずは純粋に楽しむべきである。

読了後、第一刷発行年度を確認した。
何と1987年の作品である。約20年前だ。

20年前と言えば私は小学生だった。
小学生の時の私はこの作品を知らなかった。

仮に出版当時にこの作品と出会えていたら・・・
きっと今とは違う感想をもったのだろう。
当然、”コーチング”等とは考えなかったはずだ。
いや、考えようがない。小学生なんだから。

言い換えるなら純粋に物語を楽しめたはずだった。
私はその点で大変な機会損失をしている。
その点が実に口惜しいし、悔やまれてならない。
上記が書評を書くモチベーションの源泉となった。

そんな後悔と反省と諸々が入り交じった気持ちから
自分の息子が近い将来タイミングを間違わずに、この本を読めるように
もう1冊購入した。(絶版になる事は無いと思うが)

今、もう1冊の「ルドルフとイッパイアッテナ」は本棚の中で
まだ字も読めない息子が読めるようになる日を待っている。

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ルドルフともだちひとりだち

2009/11/03 23:00

成長するという事

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marekuro - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作が良かったため
「期待を裏切られたらどうしよう」
と、ちょっと心配になりながら読了しました。

1作目は良かったけど2作目でがっかりした

という経験は評者だけではなく
多くの読書家が経験されている事だと思います。

ですが、本作に関しては結果的に良かったと思ってます。
ただ、前作のような良い意味での緊張感は
感じませんでした。
一方で物語にある種の安定感が出ています。

そういう意味では前作の世界観が好きで
なおかつ、登場人物に思い入れのある読者は
読んで得るところがあると思います。

なお前作を読んでいない方は、まず前作を
読んでからの方が物語をより楽しめると思います。

本作においては
前作には出てこなかった猫達の登場。
そしてもう一人(?)の主人公である
イッパイアッテナの出自についても語られます。
読んでいて思わず目頭が熱くなる場面でした。
それにしても30近くなって児童書に泣かされそうになる評者・・・
それも本作品の魅力が故でしょうか。

前作においてルドルフが
・未知の環境に適応する
・教えを素直に受けて成長する
という成長の仕方をしますが

本作では
・教わったことを基本に考える
・そして悩みながら自分の答えを見つける
・それを行動に移す
という成長を見せてくれます。
前作では何でもイッパイアッテナに尋ねていた
ルドルフも自分で考えるようになります。
前作から2年。ルドルフも立派に成長したと
いうことでしょうか。

前作においてイッパイアッテナの名コーチぶりを
書評しましたが、本作では助言こそ与えるものの
前作でのそれに比べると介入が少ないように思えます。

助言は与えるから、自分で考えろってスタイルです。
そしてルドルフも自分で考えます。
女の子の事や猫関係の事など色々と考えても
わからない事も多いルドルフですが

考える→行動する→経験する→考える

の繰り返しで確実に成長していく姿は
読んでいて清々しい物を感じます。

そしてルドルフと必要なだけ適度な距離の取り方をする
イッパイアッテナの名コーチ(および友人)ぶりに
脱帽させられます。
それでいてルドルフと仲間としてはしっかり
連携をとっている。

イッパイアッテナの
友人~コーチ のスイッチのON OFFの切り替えが
絶妙だと思うのは自分だけでしょうか?

経験や年齢層の異なるチームでのコーチングの理想型が
そこにあるような気がします。(誤読かもしれませんが・・・)


そして本作においてルドルフは
自分の住んでいた街に行くことになります。

イッパイアッテナと文字の読み書きの練習をした
成果が現れるわけです。

故郷に戻ったルドルフに何がまっているのか。
そこでルドルフは何を考え、どう行動するのか。

本書の一番の山場だと思います。

ルドルフはイッパイアッテナから
たくさんの事を、しっかりと受け継いでいる。

そう思える結末でした。


また、前作と本作を通して変わらずイッパイアッテナが
言い続けるセリフがあります。それは

「いやだね~教養のない猫は」
という発言です。

本作においては、その”教養”の意味するところを
イッパイアッテナ自身がしっかりと語ってくれます。

これは我々、人間も肝に命じておきたい位に
含蓄のある発言でした(笑)

本書で多くの方々に
立派に成長した彼らを確認していただきたいな
と思った次第です。

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ルドルフとイッパイアッテナ

2010/01/29 12:12

人猫を語り、理解してゆくルドルフのものがたりの背景。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ルドルフとイッパイアッテナ』以下ルドルフシリーズ3部作は、

こちらの評を書かれているmarekuroさんの評を読み、強力プッシュに

半ば推されるかたちで手に取ったものです。

当然ながら発売当時のリアルタイムも知らず、前知識ゼロ。

なにしろタイトルの「イッパイアッテナ」って何?

……ひょっとしてこれ、翻訳童話でしょ? なんて訊いてしまった程。

だって、ルドルフって名前もどことなくドイツ人みたいだし。

恥ずかしいです(笑)。


愛読された諸兄がいかなる名作かは語り尽くされているので、読み処や

感動のツボは評者さんの評をぜひ、ご覧ください。

ここではそのきっかけから読後までに、評者が辿った道程を記します。


斉藤洋さんの処女作!と読後に知ったのですが、それまでに読んできた

斉藤さんの作品といえば、NHKてれび絵本にも取り上げられた

ペンギンたんけんたいシリーズでした。

どことなくナンセンスでのんびり。ゆるい味わいの作者さんが書かれた

猫の話……随分印象違うけど、という感じ。

そして、別人!?と思うほどの作品の感触の違いと感動とをひとしきり

たっぷりと味わった本作でした。


猫の出てくる本はいくらか読んできたのですが、この作品の猫たちも

人語をしゃべり、またなんと図書館や学校の図書室に出掛けていって

のらねこでありつつ(一時的にかいねこになることもあるのですが)

実に教養深い猫たちなのでした。

図書館へいって本を読む猫、という絵本に最初に出会ったのは

この作品でしたが

本作では「図書館で猫が本を読む」可愛さ意外さを越えてゆきます。


本を読む、字を習う、そして賢明に、懸命に、生きていく。

奇しくもこの主人公ルドルフも黒猫でしたが、彼がさまざまな猫たち

犬たち、人間たちとの関わりあいを持ちながら成長していくところに

この「人語を読む」というプロセスが、奇をてらうことなくすんなりと

馴染み、存分に生きていくことに、意表をつかれつつ感動を覚えました。


人語をはなす猫、といったら誰もが識っているはずの、あの有名な

なまえのない猫がいます。夏目漱石の『吾が輩は猫である』です。

あの、猫の目線からみた人間界というモティーフが、あ、似てるかも。

そう最初に感じたのですが、それはどうやら大当たりのようでした。

斉藤洋さんは絵本作もこの後、多作でいらっしゃいますが、実は

ドイツ文学にも詳しくバレエの「くるみわり人形」で有名な

E.T.A.ホフマンの研究家でもおられたのでした。

そしてホフマンの著作に、人語を話す猫の作品『牡猫ムルの人生観』が

あり、しかもその猫に、夏目漱石の"わがはい猫"が親しみを覚えてい

る……。

評者は、そんなこともつゆ知らず、河合隼雄著『猫だましい』のなかに

ホフマン作『牡猫ムルの人生観』の記述を見つけていたのでした。

……そしてそれらを全て下敷きにして、この作品が書かれている。


偶然から導かれた結果とはいえ、この、ねこねこねこ本の連なりは

なんなのだ!と2度3度びっくりしたのでした。

この1作を世に出そう、と思った斉藤洋さんの伝えたかったことがらが

この、ねこねこ本連想から酌み取れるのではないか、と思った次第です。


だとすると猫たちの描かれた作品たちが、時代を超え、海をも越えて

つながり響きあっているような印象もあります。

描かれている『ルドルフとイッパイアッテナ』のものがたりの外に

そんな拡がりを感じて、どきどきしてしまいました。

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