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12件
三軒茶屋星座館
著者 柴崎 竜人
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム。店主の和真のもとに、十年ぶりに弟・創真が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。常連に闖入者、奇妙な客たちに囲まれ、”親子三人”の共同生活が始まるが……。読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!
この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」
三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、不思議な客たちが集まる店で、”親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。
辛いことがあったら夜空を見上げればいい。僕たちよりもずっと昔から悩んできた、星たちの物語が広がっているから――。
読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!
三軒茶屋星座館4 秋のアンドロメダ
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三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン
2017/05/18 09:02
人間の闇を浮かび上がらせながら、温かさにも触れさせてくれる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
当初は、主人公がニガテでした…(星座の説明は口調が悪いし…笑)
そして、第1話目から「え? バーを舞台にした小説で、最初のゲストキャラが高校生?」と戸惑ったり…
第1話は個人的にハマらなかった(ゲストの奏太はいい子だった)けど、第2話・第3話と話が進むにつれて、どんどんのめり込んでいきました。
4話目の山羊座の話は、まさか悪徳会社の写真にあんなことをするなんて…笑
「星座にちなんだ物語」ということで、ファンタジーかほのぼのとした温かい話を期待していましたが、どちらかといえば人間の闇が垣間見えます。
それでも、温かさが全体に溢れています。
最終的な読後感もすっきりしていて、いい小説でした。
まだ月子ちゃんの秘密が隠されていそうなので、続巻が楽しみです。
(私も月子ちゃんファンクラブに入りたい…笑)
三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン
2016/12/10 20:22
星座のようにつながる人たち
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま手に取って、読んでよかったと心から思った本。
出てくる人たちは何かとワケありだけど、どんなワケがあっても、生きていればステキな出会いや居場所に巡り合えるんだ、と思わせてくれた。あんなお店があったら通っちゃうな。
和真の軽妙すぎる星座の解説もおもしろくて、星座にも興味がわいてきました。
三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン
2016/07/13 12:14
読んだ後にステキな気分になりました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひのきまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだことのない作家さんの小説が読みたくて本屋をブラブラ。神木隆之介さんの帯を見て、なんとなく手に取りました。
とても好きなお話です。登場人物が心優しく、読んだ後にあたたかいステキな気分になりました。
1巻を読み終えたその足で2巻を買いに行きました。
ギリシャ神話の勉強にもなりますし、興味も湧きます。
2巻を読み終えたらギリシャ神話読んでみようかな。