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2件
日本人の9割が知らない遺伝の真実
著者 安藤寿康
◆ゲノム編集、クローン技術、iPS細胞……、21世紀は遺伝子の世紀だともいえそうだ。
いま注目の「行動遺伝学」からわかってきた、遺伝と環境、才能と努力、本当の関係!
ベストセラー『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(橘玲)を読んで面白いと思った人はさらに面白がれる!
◆行動遺伝学の第一人者が明らかにする!
教育学では、遺伝と学力の関係を無視してきたが、「知能指数は80%遺伝」という衝撃をどう捉えればいいか?
身長や体重など身体的な特徴だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も大きいことがわかってきた。ならば、勉強することには意味がないのか?
しかし、遺伝的なものが自発的に発現するとは限らず、教育環境も重要である。
◆「ヒトは生まれてから成人に向かうにつれて、さまざまな環境にさらされて、さまざまな経験を積むなかで、だんだんと遺伝的な自分自身になろうとしている」、すなわち「年をとるほど遺伝の影響は大きくなる」という現象なども見いだせる。
日本人の9割が知らない遺伝の真実
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2025/02/09 13:59
興味深い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
行動遺伝学について、わかりやすく解説されていて、よかったです。知らなかった遺伝の真実が、多かったです。
日本人の9割が知らない遺伝の真実
2017/04/19 21:39
タイトルから想像したものと違った
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺伝を医学的に捉えたものなのかと思ったが、遺伝によって人生が決まってしまうため、現在の教育に疑問があるという主張をしたいがための本であるように感じた。
遺伝と共有環境と非共有環境の3つのうち、遺伝と非共有環境によって才能は決まり、共有環境は年少時には意味があっても、年長になるに従い意味のないものとなっていくとのことであるが、データとしてそうであったとして、あまり実感がわかないものがある。
なんだかデータがあって、正しいと思い込まされているような、少なくとも前半の自然科学的な話と後半の社会科学・人文科学的な話が強引に結び付けられているような感触を得た。