バタキスシリーズ
著者 崎谷はるひ
SEの柳島千晶は、ホストクラブ『バタフライ・キス』のオーナー柴主将嗣と恋人関係。しかし『王将』の源氏名で新宿のキングと呼ばれた男には常に女の影が。不服を訴えても聞き入れられず、抱かれてしまえば抗えない――長年の不毛な関係とは、転勤を機に縁を切ろうと決意した千晶だが…。 ※本文にイラストは含まれていません
くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~
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評価内訳
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2015/12/17 18:01
お互いを改めて想い合う時間
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
濃いお話でした。長い間すれ違いながら、おもいあった二人の関係が擦り切れることなく、凝縮され違う形に変わっていくのがとても良かったです。
2021/12/05 18:34
原作
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぐぱぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり、原作を読むと、
字で読むからか、いろいろ広がり、
物語が、迫ってきます。
何度も読み返す1冊になりました。
くちびるに蝶の骨 バタフライ・ルージュ
2022/09/02 07:48
「…ばいばい、あいしてた」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
バタフライシリーズの1冊ではありますが、
これ単発で読んでも問題ありません。
そして、かなり毒の強い話です。
そういう話と知っていて読んだのですが、
作者さんがあとがきでおっしゃる通りトンデモではありました。
SEの柳島千晶と
ホストクラブ『バタフライ・キス』で王将と呼ばれるオーナーの柴主将嗣の
10年以上にわたる話
っていうか、もっと早くきちんと話していたら、最後の状態になれたのでは?と
思わず身もふたもないことを思ってしまうのですが。
愛し方を知らない将嗣の行動と執着が酷すぎて、
愛されているなんて思えないよね千晶って思いつつ
「別れる」「逃げる」と言いながら「夜逃げ」はしないという。
そして「王将」と呼ぶことの意味
(ちょっと…この呼び名…が…以下略)
将嗣の行動の酷さはちょっと説教案件ではあるのですが、
千晶視点でも彼に対する気持ちがダダ洩れな感じは伝わってきました。
(千晶にはまったく伝わっていないのですが)
もう少し言葉にして伝えろよっていうのも含めて説教案件かなと。
千晶は「ストックホルム症候群」的な色もあるのですが、
結局出会いからかと考えると…
やっぱり二人とももっときちんと言葉で話せよって思ってしまったしだいです。
とはいえ、「頭と心が複雑骨折」していると言われる将嗣にできたとも思えないけれど。
将嗣はも生育環境からでしょうけれど、
千晶も骨折させられている感がありありとしているし。
「…ばいばい、あいしてた」
と言った時の気持ちが切なく痛くて、
まあ、ちょっと「良いのか千晶?」とは言いたくなるのですが
収まるところに収まって
「のんびりバカンスくらし」していただけたらと思います。
(最初っから「ただ一人の俺の男だ」って独白しているのですしね)
毒がにじみ出てくるような作品なので、
読む方が心の体力がある時にどうぞって感じの作品でした
でも、じわじわといい感じに毒が染みこんでくるのですけれどね。

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