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魔界都市ガイド鬼録
著者 菊地秀行 (著)
魔界都市<新宿>の敏腕ガイド、趙(ちょう)にトラブル!? 地下クラブで三人の美人客が失踪してしまったのだ――!! 趙が仲間のガイド、外道棒八(とみちぼうはち)とともに救出に向かう!!
魔界都市ガイド鬼録 牙迷宮
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紙の本魔性迷宮
2006/01/28 11:27
大物ゲスト二人が加わって、魔界都市の魅力が更に増した!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔界都市《新宿》の名物ガイド・外道には、観光案内以外の仕事の方がよく似合う。まあ、仕事というよりは、否応なく巻き込まれてしまった厄介事というのが真相だが、そうしたトラブルを解決しようとする姿がカッコイイのだ。今回も例に違わず、厄介事に巻き込まれてしまう。謎めいた風呂敷包みと結婚詐欺師。果たしてこのキーワードがどう結びつくのか?
作者お得意の《新宿》モノということで、サイボーグやらクローン兵やら妖物やら魔術やら、奇怪な、あるいは近未来的な要素が盛り沢山。日常的にそれらが闊歩する世界における風呂敷包みと結婚詐欺師。字面を見ただけでも気が抜けそうなこの二つのキーワードが、実はとんでもない影響力を持っている。風呂敷包みは、その中身が問題。結婚詐欺師は、その職業意識とプライドが問題。お調子者の結婚詐欺師に振り回される主人公や魔界の住人達の姿が楽しい。
お色気要素もしっかり盛り込まれているが、それほどページが割かれていない。作者独特のねっとりと絡みつくような濡れ場を期待していた方は、残念。
舞台を同じくしていると、しかも主人公がカッコイイと、話の内容が似てきてしまうのは紛れもない事実。本書を含めた《新宿》シリーズも例外ではない。それを打破するために、作者は魅力的なゲストを用意してくれた。区外からの客人二人。共に主人公クラスのビッグゲストである。この二人が絡んだ魔界都市《新宿》の物語である。面白くないわけがない!
紙の本牙迷宮
2004/02/04 00:54
魔界都市の地下迷宮へご案内
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔界都市、魔界都市と騒がれていても、これまでに我々が知り得た場所は、広大な新宿区の面積からすればごく一部。それも、ほとんどが地上だ。となると、地面の下をも覗いてみたくなるのが人情というもの。陽光きらめく昼日中でさえ、奇怪な妖物や超人達が闊歩しているのが魔界都市だ。その地下世界がどんな魔界を形成しているのか、知りたくて知りたくてたまらなかった。
その思いが頂点に達しようという頃、うってつけのニューヒーローが現れた。それが本書の主人公・外道棒八(とみち ぼうはち)。職業はガイド。魔界都市〈新宿〉を隅から隅まで案内してくれる、頼りになる敏腕ガイドだ。
今回案内される区外からの観光客は、好奇心&下心丸出しの美女3人組。ベテランガイドの言うことを守ればいいのに、ふとした気の緩みから窮地に陥ってしまう。猥雑な繁華街に危険が潜むのはコチラの世界でも同じだが、それが魔界都市では即、死に直結する。いや、死よりも恐ろしい運命が待ち受けていることも考えられる。もちろん救助が必要になるわけだが、ここからが腕利きガイド外道ことゲドウの見せ場だ。硝煙の臭いすら漂ってきそうなガンアクションの連続は、モヤモヤした気持ちをきれいサッパリ吹き飛ばしてくれる。使い古された言葉だが、「気分爽快」という言葉がピタリと当てはまる。
秋せつらやメフィストに続くニューヒーロー・外道棒八。今後も次々と様々な魔界都市を案内してくれるだろうが、まずは美女達と共に地下迷宮観光を楽しもう。
2018/11/30 17:50
魔界都市とクトゥルー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネクロノミコンを巡っての三つ巴の戦いがメインだけどちょっと派手さに欠けるかな。
魔界都市を舞台にした意味もあまりなかったのが残念。