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ヤクザ・チルドレン
テレビ、雑誌、ネットなどのメディアは暴力団に関する情報をよく取り上げる。しかし、それは銃撃事件や抗争事件などといった“悪の要素”に偏りがちだ。当然、イチ暴力団員のことはもちろん、その家族、家庭の様子など見向きもしない。では、実際に暴力団員を父に持つ子供は一般社会の中でどのように生きているのか。そこには差別、貧困、虐待、離婚、薬物など、社会のあらゆる問題が隠されていた。本書では、子供たちの問題について長年取材してきた著者が、14名の“ヤクザ・チルドレン”の人生を辿りながら、“暴力団家庭”の実像に迫る。
石井光太(いしい こうた)
1977年・東京都生まれ。2005年、『物乞う仏陀』で作家デビュー。主に事件、文化、社会問題をテーマに執筆活動を行なっている。著書に『絶対貧困』『遺体』『「鬼畜」の家』『43回の殺意』『本当の貧困の話をしよう』など多数。『こどもホスピスの奇跡』で新潮ドキュメント賞。
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ヤクザ・チルドレン
2022/02/18 15:56
親を選べない。
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投稿者：名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物心ついた時の環境で親が反社会的勢力の一員だった。倫理的に道を外れた暮らしを送っていた。
子どもは親を選べない。親から暴力を受け、放置され、犯罪の片棒を担がされる。またはその気がなくても周囲の偏見と悪意にさらされ、親と同じ道をたどってしまう。
そんな人生を歩むヤクザの子どもたちへの取材を基にしたドキュメンタリー。
