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オールトの雲
著者 著:一穂ミチ,イラスト:木下けい子
お姫様のような母親と一緒に太陽の前に現れた小さな王様――それが、流星だった。外国の血を引く繊細に整った容貌と、誇り高くまっすぐで、嘘やごまかしのない性格。そのせいで周囲から浮く彼をほうっておけず、いつだって側にいた。けれど、部活の合宿先で偶然会った流星は、太陽が知らない顔をしていて……。闇夜に迷う心を照らす、一等星の恋。 その後の二人を描いた書き下ろし「真夜中の虹」も収録。
オールトの雲
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紙の本オールトの雲
2012/03/28 12:50
幼馴染っていいなぁと思うお話
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染の太陽(受け)と流星(攻め)のお話です。
お姫様のような母親とお隣に越してきた流星。
ハーフの流星は周囲から浮いていて、そんな流星をほうっておけずいつも側にいた太陽。
高校は別になり、たまたま部活の合宿先で偶然出会った流星が
なんだか今まで太陽が知らなかった顔をしていて・・・
と、キラキラピュアなストーリー。
これまたがっつり絡みなどはありませんし、叙情的なので
好き嫌いが分かれそうですね。
でも私の場合このお話は引かずに読めましたよ。
星のお話が絡めてあるので本当にキラキラした印象の作品でした。
紙の本オールトの雲
2009/06/23 15:56
幼馴染に癒されます
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えどがり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくあったか~くなれるお話です。
ハーフで綺麗で、そのため子供の頃からからかわれてきた流星と、流星をずっと傍で見守ってきた太陽。
そんな風にずっと寄り添ってきた二人が惹かれあうのはとても自然なことで、友情が曖昧な感情に変わって、やがてじんわりと恋愛に発展していく様子にとても素直に感情移入できます。
「想いを確かめ合ってようやく結ばれる時」=「別れの時」なのですが、離れ離れになることに対する寂しさや不安よりも、相手を想い背中を押してあげたいという気持ちのほうがずっと強くて、そんな距離感や信頼関係は、やはり子供の頃から想いを育んできた幼馴染ならではだなぁ…と感じます。
タイトルが綺麗で壮大ですが、情景描写が繊細で、タイトルでイメージした通りの美しさや綺麗さが伝わってきます。
また、木下さんの柔らかい挿絵もとてもお話の雰囲気に合っていて、文章、挿絵、表紙、すべてがタイトルの持つ綺麗なイメージに繋がっています。
柔らかい気持ちになれる、素敵な作品です。
電子書籍オールトの雲
2021/03/19 19:09
幼なじみ以上
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sumomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼なじみの太陽と流星、思い合うのが自然というか必然というか、違和感みたいなものがなく。
流星にとって一番良い生活を考えて選ぼうとする大地がいじらしくて、流星のお父さんと話をする場面は涙が出ました。遠距離になってもしっかり続いていてよかったです。
二人のその後が垣間見えると知って“ムーンライトマイル”も読みました。幸せに過ごしているようで一安心!(欲を言えばもっと登場してほしかったけど…)
あと、高梨家がとてもすてきな家族だなと思います。
電子書籍オールトの雲
2020/03/24 09:52
作者さん購入
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
一穂さん本当に好きです。
一穂さんの作品で最近出た電子書籍はちょこちょこある程度見てるのではないかってくらい。
恋の仕方をみると本当にキュンキュンします。
紙の本ムーンライトマイル
2017/08/20 09:25
初恋?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オールトの雲に出てきた大地のお話。
大地の行きつけの店で、昴に話しかけてきた大地の元カノの話を読み、誰にでも優しいって相手からしたら切ないなと…
そんな大地も唯一無二な存在が出来て良かった。
一穂さんの作品は正直、ちょっと合わないなと敬遠していたのですが、この作品は大好きになりました。
紙の本オールトの雲
2017/08/20 09:20
穏やかに読める作品。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同性を好きになる葛藤があまり感じられなく、お互いがお互いを好きでいることが昔からのごく自然なことなんだなーと。
流星の両親、そして義母の関係も素敵でした。
電子書籍オールトの雲
2017/07/08 14:35
幸せな気持ちになります
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染でくっ付いてーと言う普通の話かと思いきや、お互いを思いやる気持ちと嫉妬の描写がしっかり書かれていて、読みながらハラハラドキドキしました。
勢いで最後まで一気読みしましたが、またゆっくり読み直したい、そんな本でした。
離れてても2人がずっと幸せでいたらいいな。
またいつか続きが読みたいです。
電子書籍ムーンライトマイル
2017/09/18 23:46
弟までも……
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mimimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作ではお兄ちゃんCPの話しでしたが、今回は弟の話し。
ご両親の胸中や、と思ったら、やはりあれだけの子供たちを育てただけあって、何もかもお見通しみたいで感服。
今作は年の差もあるし、受は兄達の知り合いでもあるし他に好きな人はいるし、攻である弟はまだ自分自身のことも覚束ない身なので、前作みたいに全編静かにきらきら光るときめき感はないのだけれど、受の気持ちがすごく自然に少しずつ攻に向かっていく流れがいい。
えっちのときに、ヤリ○ンだった頃のテクが活かされてるのを年上の受に悟られるとか、可笑しいやら切ないやらで、もう。
イラストも変わらず良かったです。
電子書籍オールトの雲
2017/07/12 02:24
普通で美しい恋の物語
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mimimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ああ、若いって良いね。
自由で不自由な時と空間を、沢山の思いを巡らせて一身に恋をする。
この話しには奇跡的なこととか運命的なことは書かれていなくて、ある時期に訪れるほんのちょっと特別な気持ちがきらきらと輝いている、ふたりの普通な恋の日常の風景が見えます。
悲しくても、言葉にできなくても、離れても、このふたりは繋がっていけると、穏やかな気持ちで読み終えました。
紙の本ムーンライトマイル
2022/05/02 05:47
月光
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「オールトの雲」のスピンオフ
「ムーンライトマイル」「ムーンライトドライブ」の二本で1作の話ですね。
この作品だけでも読めないことはないですが
登場人物がほぼ「オールトの雲」にでてきているので
出来たら読んでからの方がオススメかな。
太陽と流星の関係、そして大地(と太陽)の両親の人柄とか
知っておいた方がよりしっくりくるので。
前作で「うるさい!」って叱ってしまいそうな感じのちびっ子大地が
成長してチャラ男のフリーターになっていた・・・。
そして流星の先輩の昴と出会う。
最初が浮気を発覚して平手打ちされる出会い
(しかもプラネタリウムで)
チャラい付き合い方しかしてない大地は昴に一途になり
昴は長年の片恋を拗らせすぎてぐるぐる状態になる話
チャラ男大地に最初はえーって感じだったのですが
その後の行動っていうか、
本質の心根がまっすぐな感じだったので嫌悪感なく読めました。
きちんと両親(と兄)に愛されて育てられてるし、
基本のしつけ(挨拶とかとか)もきちんとできるし。
(なのに・・・なんでチャラ男になったのかは)
そして子供に対しての対応と考え方が何よりも良しな感じです。
そこが彼の本質なんだろうなぁって思う。
(なぜチャラ男になってしまったんだと叱りたくはなりますが)
昴は二十年以上の片恋のからのなので、
大地に近づきながら離れてしまう感じがかなり拗れています。
なんというか理路整然と拗れている感が半端ない
(ある意味考えすぎ)
年下ワンコでもある大地が一途にまっすぐだったので、
拗らせ沼の昴もそこから抜け出せたのだろうと。
なんか前作のちびっこの大地から読んでいたもので
私の視点が親戚のおばさんみたいな状態になってました(笑)
星が降ってくるようなきらきらした物語でした。
紙の本オールトの雲
2022/03/16 07:50
きらきらと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
幼馴染もの
王道と言ってしまうとそういう設定ではあるのですが
そこにとどまらないきらきらとした青い春を生きている二人の物語
きらきらしいだけでない、成長する故の二人の間の気持ちの葛藤に加えて
家庭の事情
流星の母のこと・父のこと
それに比して太陽の賑やかしい家族のこと
(思わず「大地うるさい!」って叱ってしまいそうな感じ)
とても印象的だったのが
太陽と流星父が
「自分の気持ちを言えなくなる」話をし、
「幼い頃の友人は特別」と言いながら二人が大人になっているのだと
描かれているところ
そして、この物語ではまだ大人になりきれてない二人の切なさが
伝わってきます。
暮らす場所さえままならない。
会いにいくことさえままならない。
好きだからと言ってそれまで通り一緒にいられるわけではない。
すばる望遠鏡の件のすれ違いも。
そんな季節の物語。
そうそう、一番きゅんときたのは
幼稚園バスのシーン(挿絵もいい仕事してます)
可愛らしくてここですべて決まったな的な色合いがあります。
オールトの雲、流星群、虹等々の景色もとても効果的で
きらきらと輝くような季節の物語を読ませていただきました。
電子書籍ムーンライトマイル
2021/03/19 20:54
あの大地が…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sumomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
と思いながら読み始めましたが、「あの迫原が…(昴が…)」もですよね。“オールトの雲”の太陽と流星のこんな身近でもう一組カップルができるとは。カップルというかコンビ的な一面もあるのかな。
個人的には、チャラっとしつつもまっすぐな気持ちをもって成長した大地がなんだかまぶしかったです。
たしかにプラネタリウム行きたくなります!
電子書籍オールトの雲
2019/07/31 02:03
せつない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染のせつないお話。最後は希望があるけどせつないままでもやっとする方はスピンオフの「ムーンライトマイル」で、幸せな彼らの様子を知ることができます。こっちは弟くんのお話です。兄弟揃っての素敵な展開です。
星にハワイにと、綺麗な情景が目に浮かびました。
電子書籍オールトの雲
2019/01/25 21:01
高校生の青春途中のお話し
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nandakanaa - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染から恋人になる高校1年生、遠恋に不安になりながらお互いを信じ合おう、話し合おうとする高校2年生。近い未来には2人一緒に過ごすますようにと願いたくなるお話し
電子書籍オールトの雲
2017/05/23 22:50
ほっとするお話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:森江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
終始大きな事件などはなく、ほっと出来るお話です。