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7件
伝説の勇者の伝説
著者 著者:鏡貴也 , イラスト:とよた瑣織
超無気力人間ライナ、野望を胸に秘めた青年貴族シオン、ちょっと変な美貌の女剣士フェリス。彼ら三人の若者がつむぎだす壮大な戦国絵巻──にはならない、少しシリアスかなり脱力のアンチ・ヒロイック・サーガ登場!
伝説の勇者の伝説11 君子豹変の王様
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伝説の勇者の伝説 1 昼寝王国の野望
2002/07/18 04:05
この作品も双璧らしいのだけど…
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣と魔法のいわゆるファンタジー世界が舞台。
鏡貴也は今世紀(堅い表現だけど…)富士見ファンタジア文庫でかなり期待されている作家の一人。特に「EME」とは双璧とまで並び称されるほどの期待のされ方で、それは異常とも言える同氏の刊行ペースが証明していることだろう。打算的なことを言えば、鏡氏の別作品ともども重版が即決定しているので、販売数だけで言えば、結構なウレセンということになる。
内容は、上記の通り、剣と魔法のいわゆるファンタジー物で、今回の話は、ドラゴンマガジン連載作品の前段階の話になる。つまり、この本を読んでから、ドラマガの連載を読むと話の筋がよく分かる。
見た魔法をコピーできるという主人公の特殊能力やその他のエピソードなども併せ、なぜ、やる気のかけらもない主人公が、「勇者の遺産探し」という重大任務に就くことになったのか、など色々と盛り込まれている。
個人的には、筋は好きなのだが、いかんせん一冊の本に話を詰め込みすぎだろうという印象が強かった。主人公の過去やら、主要人物の野望やら、ごちゃ混ぜにし過ぎているので、正直なところかなり読みづらい。面白い設定な反面、少々、話の進行を急ぎすぎているような感じがした。その点だけが、難点といえば難点。
最も、今までのファンタジーのあり方に一石を投じてもいるので、興味があるのであれば読んでみても面白いと思う。「正統派」という作品に「飽き」が来ているのであれば良い刺激になるかもしれない。
伝説の勇者の伝説 2 宿命の二人三脚
2002/07/18 04:23
二人三脚してねえだろ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻が出てから、殆ど間をあけずに刊行された2巻。
評としては、やはり展開が強引なきらいがあるようで、展開をゆっくり追っていきたいと考える読者には、ちと急ぎすぎていて追いつけないといった印象を受ける。
また、書き下ろしの一冊ということもあり、雑誌連載作品しか読んでいない読者にとっては、ある意味垂涎の作品といえないなくもないが、詰め込むには内容の薄いエピソードにも思える。
個人的には「伝説の勇者の伝説」よりは、同氏の別作品のほうが読みやすかったのだが、これは好みの差だろう。
主人公と名物ヒロインが何故に、旅に出ることになったのか…面白おかしく、そして、くだらないギャグを交えて描かれている。ところどころにある、息抜きはとても良かった。
伝説の勇者の伝説 10 孤軍奮闘の王様
2006/05/01 18:42
痛々しいキャラ立て
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々と謎が出るだけ出た感じです
ストーリーでなく、文体でインパクトを与えようとする悪い癖が出始めましたね
内容はまるっきり進まないので、読みやすいといえば読みやすいですが
やたら一つのキャラ立てに固執するスタイルにはいい加減飽きました