- みんなの評価
10件
だから僕は、Hができない。
著者 著者:橘 ぱん , イラスト:桂井 よしあき
裸Yシャツ姿の美少女死神リサラを前に、良介は絶叫した。「このシチュエーションで、何も込み上げてこないなんて……俺の、俺の、スケベ心を、性欲を返せぇぇぇぇぇ!!」人間が死神と契約し、霊力を代償に快適な人生をサポートしてもらう世界。なりゆきで一級死神リサラと契約した桃園学園二年・加賀良介(通称エロ介)が要求されたのは、Hな魂だった!? 女の子を見てもナニも感じない俺なんて、死んだも同然! エロい手段で、スケベ心をよみがえらせてみせるっ! かくして、良介のHな魂回復大作戦が始まった!
だから僕は、Hができない。11 死神と王様
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
だから僕は、Hができない。 5 死神と失われた王家
2012/01/24 15:53
背中の楽園、それは肩甲骨!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
メイズ・ガルダーブロウグが所属する組織<雷神の雹>により、加賀良介の幼なじみ・大倉美菜は、彼を誘い出すためのエサとして死神界に拉致されてしまった。加賀良介は大倉美菜を助けるべく、リサラ・レストールやキュール・ゼリアに連れられて死神界へと降り立った。
レストール家当主代行にしてリサラの母のアルメイアのおかげで、大倉美菜の監禁されていそうな場所の見当もついた。レストール家に連なる伯爵ライファン・ピグノートが<雷神の雹>の幹部であり、まるで加賀良介を誘うように、レストール家にお茶会の招待状が届いたらしい。
しかし人間である加賀良介は、そのままライファンのもとにはいけない。キュールの発案で、再び女体化させられた良介は、リサラ付きのメイドとして、ライファンの屋敷に行くことになる。
実は準王家という、断絶した王家につながる家柄だと言うレストールの直系であるリサラは、実は準王女さま。当然、貴族の家に行く時はそれらしくドレスアップして出かけるわけで、後ろにつき従う良介からは、大きく開いた彼女の背中が丸見え!ああ、あの肩甲骨に指を這わせて、リサラを喘がせたい!そんな欲望丸出しで向かった先で、良介はライファンによって意外なピンチを迎えてしまう。
というわけで、今回の良介のターゲットは背中。背中なんて水着では丸出しだし、ちっともエロくないはずだよね。でも、目の前に真っ白い肌という大海原が広がっていて、そこに盛り上がる肩甲骨という名の島は、海にたゆたう者にとっては砂漠の中のオアシスみたいなもの。目の前にあれば、指はそこへ向かわざるを得ない!
その指がゆっくりと肌の上に降り立ち、滑らかな肌の上を緩やかなカーブに沿ってツツツと降りていけば、そこにもたらされるのは背徳的な快感しかないのだ。
そんなふざけたこともいっぱい盛り込みつつ、良介に隠された秘密も徐々に明らかにされていきます。
だから僕は、Hができない。 死神と人生保障
2010/06/26 16:27
シンプルさゆえにこめられた熱さ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神と人間の契約が当たり前になっている世界。死神は人間の死後に不要になった霊力をもらう代わりに、人間が生きている間のサポートをしてくれる。そんな世界で、エロ介と呼ばれる加賀良介は、学校帰りの道で、雨に濡れる少女に傘を差し出す。
色々あって家に連れ帰ることになった少女リサラは、家につくなり良介に折れた剣を突き刺した。冒頭で物語はバッドエンドと思いきや、リサラはエリートの死神で、突き刺した剣グラムは、リサラが人間界に居続けるために必要な霊力を良介から吸い取るための媒介だったのだ。
リサラが人間界に来た目的、特異者と呼ばれる霊力の高い人間を探す協力をさせられることになった良介だが、リサラに霊力を吸い取られると彼の活力の源であるエロ魂も吸い取られてしまう。自分のアイデンティティであるエロ魂を消費させられ活力を失いかける良介だったが、彼は普通の人間と違い、あることをすると一気に霊力を回復させることができたのだ。
ラブコメ要素を絡めつつ、ベースにあるのはエロとフェチということで非常に分かりやすい。物語の展開はよめてしまうかもしれないが、シンプルさゆえにこめられたエネルギーが熱い。
だから僕は、Hができない。 3 死神と世界革命
2011/05/15 10:45
思春期の男の子が女の子になったら
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
メルローの一級死神でアイドルのイリアの偽乳という事実を知り、学生時代の恥を少しは雪いだかに見えるリサラだったが、イリアもそのままでは黙っていない。
リサラが人間界に存在し続けるためのエネルギーの供給源である加賀良介と折れた剣グラムの関係を壊すため、良介のエネルギー源を断つ策を実行する。それは、良介を美少女に変身させ、男としてのエロさを封印することだった。
その策はまんまとはまり、追い込まれるリサラだったが、そんな彼女たちとは別に、過去に死神界から追放された実力者の死神が、夏休み前の祭にまぎれて、大倉美菜たちに魔手を伸ばしてくる。
しかし、グラムは封印され良介は力を出し切ることができない。こんな状況でも男を見せ、幼なじみを救うことができるのか?
今回は良介が美少女になってしまうこともあり、リサラとの派手な絡みは少なめな印象を受ける。それよりもむしろ、思春期の男の子が女の子になったら必ずやってしまうという様な、お約束の展開が待っているといっていいだろう。
グラムやリジル以外に強い力を持つ剣も登場し、過去の歴史上の戦いも物語に影響を与えてきている。