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7件
ソード・ワールド短編集
アレクラスト大陸西方地方の大国オーファン。その王宮では、今、大騒動がもちあがっていた。敵国が攻めてきたわけでも邪竜に襲われたのでもない。王宮に突如出現した1匹のレプラコーンがしでかすイタズラに王や王妃をはじめ、宮廷中が混乱におちいっていたのだ。依頼をうけた精霊使いフレアがさぐりだしたレプラコーン出現の秘密とは?ソード・ワールドRPGの世界、アレクラスト大陸を共通の舞台にしたシェアード・ユニバース短編集。
ソード・ワールド短編集 狙われたヘッポコーズ
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狙われたヘッポコーズ
2016/12/25 14:39
ユニコーンの角が。
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題にもなっている「狙われたヘッポコーズ」が一番印象に残っている。
第一話から因縁あった、あのビビリゴブリンシャーマンの使った小道具だったユニコーンの角。
そこに非合法だが商品として流通する原因と理由をしっかりとつけてあるのがうまい。
でも挿絵が……。
きっと楽しんで描いたんだろうな、とは思うが何度もみたいとは思えない。
虹の舞う海に
2001/08/13 02:38
極北の海は、もうすぐ氷に閉ざされるだろう——
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソード・ワールド短編集もこれで11冊目。ここに至るまでに、短編集内でシリーズとして確立した作品もいくつか存在する。そのうちふたつが本書に収録されている「羽根頭」であり「赤い鎧」だ。
今回のテーマは「ライバル」。両シリーズとも対立するキャラクターに主眼をおいて物語を展開している。そして表題作である「虹の舞う海に」は、それまでスポットが当てられなかった国、バイカルを舞台に、せつない男女の物語を読ませてくれる。その男女がどのようなライバル関係にあるのか? それはあなたご自身がお読みになって、たしかめてください。
ただひとたびの奇跡
2001/08/13 01:29
その男が起こした奇蹟とは?
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみソード・ワールド短編集、今回のテーマは「魔法」。
ソード・ワールドの世界には、大きく分けて三つの魔法形態がある。ひとつめは古代の魔術師たちが得意としていた古代語魔法。ふたつめは精霊に呼びかけて自然に働きかける精霊魔法。みっつめは信仰によって神から力を授かる神聖魔法。
——本書は、これら三つの魔法についてそれぞれ言及し、それをもとに物語を展開している。
特に表題作「ただ一度の奇蹟」は、大神殿の司祭に任命されたにも関わらず神聖魔法を扱えない男の葛藤を主題としている。信仰とはどうあるべきか? 奇蹟を起こせる者だけが神官と呼べるのか? そういったことを考えさせられる良作である。