- みんなの評価 7件
- 出版社: 徳間書店(Chara)
電子書籍
野蛮人との恋愛 完結
著者 菅野彰 (著)
帝政大学剣道部の若きホープ・柴田仁と、東慶大学の期待の新鋭・仙川陸。二人は実は、高校時代の主将と副将で、そのうえ秘密の恋人同士。些細なケンカが原因で、40年来の不仲を誇る、宿敵同士の大学に敵味方に別れて進学してしまったのだ。無愛想だけど優しい仁とよりを戻したい陸は、交流試合後の密会を計画!! けれど二人の接近を大反対する両校の先輩達に邪魔されて。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
野蛮人との恋愛
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2002/09/16 22:14
日本一の…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実はわたくし、今日本一の「美文家」をあげろ、といわれたら迷わず「菅野彰!!」と言おうと思っている。誰も聞いてくれないけど。世の皆様は美文ってことにあんまり興味ないのかな? どんな小説読んでみても、ストーリーの内容にはとってもこだわってるし、凝ってるんだけど、読んでて心地いいリズムを持った文章にしよう、とか、美しい言葉を使って表現しよう、ってなことに気合を入れてるようには思えない。
菅野彰はそんな中でひときわ輝く美文家だ!
このジャンルの小説で、これほど言葉遣いの間違いがなくて、文章に独自のリズム感がある小説なんてあっただろうか、いやない(反語調)。
実は私は時々この人の小説を声に出して読む。彼女のファンの皆さんにもぜひお勧めしたい。ほんとに気持ちいいリズムで文章が作られているし、選ばれている言葉が美しい。
もちろん、「ひとでなしとの恋愛」も美文だ。
紙の本野蛮人との恋愛
2002/05/18 19:41
納得
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しをん - この投稿者のレビュー一覧を見る
◇あらすじ◇帝政大学剣道部の若きホープ・柴田仁と、東慶大学の期待の新鋭・仙川陸。二人は実は、高校時代の主将と副将で、そのうえ秘密の恋人同士。些細なケンカが原因で、40年来の不仲を誇る、宿敵同士の大学に敵味方に別れて進学してしまったのだ。無愛想だけど優しい仁とよりを戻したい陸は、交流試合後の密会を計画!! けれど二人の接近を大反対する両校の先輩達に邪魔されて、二人の恋は思うように発展しない。
…菅野彰のBLってすごく筋が通っています。心の移り変わりなんかも的確に描けていて納得できます。
続編は『ひとでなしとの恋愛』。
紙の本野蛮人との恋愛
2002/07/05 20:12
ボーイズラブ版・ロミオとジュリエット!?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボーイズラブ版・ロミオとジュリエット!?
大学剣道界のライバル・柴田仁と仙川陸は、実はヒミツの恋人同士。些細なケンカでお互いムキになり、ついライバル校へと進学してしまった2人だったが…。周囲の邪魔もなんのその、その気になった2人の勢いがなんとも楽しい。無口で真面目な仁と、アッケラカンと新人類な陸。かわいいカップルの恋愛模様は…?
オススメのボーイズラブ!
2001/12/03 01:10
「自分不器用ですから」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:takumi_y - この投稿者のレビュー一覧を見る
というのはさておいて、わたしはコミュニケーション不全な大人が好きだ。
一見小器用なのに実はものすごく不器用なところを見せられると途端に愛しくなってしまう。とても大事なのに素直にそう言えない、天の邪鬼な大人がやせ我慢してる姿に惹かれるのだ。
そして自己嫌悪でがんじがらめになって身動き取れなくなってるようなどうしようもない人も好きだ。
そんな二人の共依存の物語なのだから、このわたしがはまらないわけがなく、「やっぱ好きだわ、菅野彰」と再認識してみた一冊でした。やられた。
2002/07/05 20:18
後輩の豹変ぶりに…?
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「野蛮人との恋愛」で脇役だった若手外科医の柴田守と、後輩の結川が主人公。
3高なのに無関心・無表情で性悪な柴田は、久々に再会した、かつてクールで礼儀正しい後輩だった結川の豹変ぶりに驚かされる。投げやりで「自分のことなどどうでもいい」と言わんばかりの生活を続ける結川を放っておけず、つい細々と世話を焼いてしまう柴田だったが…。前作のアップテンポなノリがお好きな方にはちょっと辛いかも? わりと暗めのボーイズラブ。
2018/08/31 21:46
ジレジレな2人
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作は未読。
攻め視点なのだけれど、この攻めが弟に対するコンプレックスを抱えながらも逃げまくり、しかも人に対して優しくないネガティブな人間なので、受けに対しても優しくないし言いたいことも余り言おうとしません。
受けは受けで人当たりよくはあるけれども、一皮むけば父親へのコンプレックスから思春期に問題を起こしてそれをうまく自分のなかで処理しきれていないネガティブな思考の持ち主の為、壊れたら口も聞かないという。
難しすぎる二人が、一緒に暮らすうちに少しだけ肉体的に近づいた…というところで続く。
逃げてばかりの二人の先が気になりました。
2018/08/31 21:44
はっきりしない関係
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻に引き続き、子供がいるにも関わらずはっきりしない攻めと受けの関係にじれったさを感じつつ読み進めました。
だんだんと受けに対して愛情のようなものを感じているにも関わらず、言葉にも態度にもあらわさないのがもう不器用すぎてじれったかったです。
歩が、攻めにそっくりな頑固ものっぽいんだけれども、二人の愛情を受けて健気でラストには思わず涙がホロリと…。
子育てをしながら物凄く成長した二人が、この先の困難も何とか乗り越えて行きそうな希望のある終わり方でした。