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4件
職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門
著者 著:松尾睦
適切な「思い」と「つながり」を大切にし、「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事をするとき、ビジネスパーソンは経験から多くのことを学ぶことができる。これが筆者の主張の核心部分である。優れたマネジャーへのヒアリングを多用し、現場で応用可能な育成ツールも紹介しながら、『経験から学ぶ力』の身につけ方を解説す
職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門
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職場が生きる人が育つ「経験学習」入門
2012/01/24 15:31
仕事での成長には、何と言っても、経験学習、が最も有効という事を、再認識させてくれる本。
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:光の帝国 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近の若い人には、自己啓発には熱心だけど、日々の自分の仕事は、ほどほどにこなす、というタイプが増えてきているような気がします。
その様なやり方では、本当の成長には繋がらない、やっぱり目の前の仕事を通じて学ぶことが最も大事なんだ!
という事を、実務的に分かりやすく整理してまとめられた書籍です。
一貫したテーマは、
~経験から学ぶ力~
『適切な思いとつながりを大切にし、挑戦し、振り返り、楽しみながら仕事をするとき、経験から多くの事を学ぶ事ができる』
です。
全てのビジネスパーソンにとって、大変参考になる素晴らしい本です。
ただし、優秀な方が読むと、自分の中でこの様なサイクルを自然に回しておられると思いますので、そりゃそうだよな~という感想になるかも知れません。(ただ、自分の成長要因を、体系的に確認できるので、これはこれで、有意義なプロセスになると思います。)
同時に、指導する側から考えてみると、最近の若いメンバーには、この様な学習サイクルをきちんと本人に伝えて、「どのようなプロセスを経て成長するのか」という事を説明する必要があります。(ちなみに、私は51歳)
体ごとぶつかって、全力投球する!という体育会系のノリでは、拒絶反応を示してしまいます。(根性論が通用すれば、楽なのですが・・・)
従って、面倒ではありますが、その様なタイプの部下に、成長に向けて指導してゆくためには、この本のようなプロセスの説明が必要になってきますね。
頭でわかってから、はじめて頑張ろうと思う、と言うことで、どうしても時間と手間がかかります。
リーダーにとっては、大変な時代が来たということでしょう。
そのリーダーにとって、若手社員の指導の手引書としても大変有用な書籍であると考えます。
職場が生きる人が育つ「経験学習」入門
2017/12/24 12:36
経験から学ぶ力を身に付けることを解説した良書です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、経験から学ぶことの大切さ、そしてどのように学べばよいのかを丁寧に解説した良書です。筆者は言います。「挑戦し、振り返り、楽しみながら仕事をするとき、ビジネスパーソンは経験から多くのことを学ぶことができる」と。職場を何とか改善したいと思っておられる経営者の方々、また一社員として日々邁進されているビジネスパーソンの方々には、ぜひお勧めの一冊です。
職場が生きる人が育つ「経験学習」入門
2016/04/10 09:01
経験学習についての解説本です
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つよぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道大学の松尾教授が書かれた人材育成や成長に関する本です。この本はいろいろなレビューでも評価が非常に高く、また知り合いから勧められたこともあって長い間「読んでみたい」と思っていたのですが、なかなかタイミングが合わなかったところ、今回ようやく読むことができました。期待にたがわず、というより期待以上に本当に面白い本で、とても勉強になりました。人材育成や成長に関して、「ストレッチ(高い目標に向かって挑戦する力)」「リフレクション(アクションを起こしている最中やアクション後の振り返り)」「エンジョイメント(やりがいや意義を見出して仕事を楽しむこと)」というキーワードに着目し、その効果などについて幅位広い人材からのインタビューや論文・著作などを引用して、非常に詳しく丁寧に、且つ解りやすく解説してあり、大いに参考になりました。特に印象に残っている個所は、ルーチンの仕事を繰り返さなくてはいけない若手社員の仕事に対する考え方・取り組み方を解説している部分で、普段自分が感じていて周囲にも話している内容に非常に近いものがあり、胸にストンと落ちてきました。この本はこれから何度か読み返すことになると思いますし、周囲にも勧めたいと思います。また同じ著者の他の本も読んでみたいと強く感じました。