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たった1人からはじめるイノベーション入門
著者 竹林一
なぜ、イノベーションはいつもかけ声で終わるのか?
「イノベーションを起こそう!」と、多くの会社で号令のように叫ばれていますが、実際にはオフィスの席に戻るとオペレーション、というケースが少なくありません。
そこで、オムロンや京都大学経営管理大学院で活躍する竹林一氏が、「イノベーションとは何を、どうすればいいのか、どうすれば動き出すのか」について明かします。
“しーさん”こと著者の竹林氏は、オムロンで鉄道事業、モバイル事業、赤字会社の立て直しなど、実際に多くのイノベーションに携わってきた人物。「心理的安全性とイノベーション」をテーマにした講演をまとめたログミーの記事でも「めっちゃ、面白い!」と大きな話題になりました。
「イノベーション」は、その言葉の浸透度とは裏腹に、とらえにくい概念です。それに対し、しーさんは「イノベーションとは新しい軸を生み出すこと」だと言い切ります。
ほかにも、イノベーションに必要な人材を、「起承転結」4つ、あるいは「武士と忍者」2つのタイプに区分したりと、すべて日本語に落とし込まれるので、腹落ちします。
本書では、ほかにも「しーさん流の極意」を余すことなく紹介。
・イノベーションのきっかけは「ちょっとしたWILLから」
・イノベーションは「秘密結社」から生まれる ~クローズドからオープンへ~
・「わらしべ長者」を科学する ~起業家の思考プロセス「エフェクチュエーション」~
・コミュニケーションのないところにイノベーションは生まれない
・「人を巻き込むこと」もデザインする
・イノベーションにおける「1000に3つ理論」
・「幽体離脱」してプロジェクトを俯瞰して見る など
実際に携わったプロジェクトのリアルな話の数々は、楽天大学・仲山進也氏も「イノベーションの解像度が上がる、面白すぎて手触り感ある超実践的理論」と絶賛。
「イノベーション」が肌感覚でわかる本です。
たった1人からはじめるイノベーション入門
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2022/03/12 11:58
心温まる「いのべ一しょんの漢方薬」発見!!!(長音記号は作者名をもじり漢字の一)
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさい3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
●概要
数々の社会課題をビジネス視点する為、事業を運営、実行してきた、著者の経験、ノウハウ、想いが詰まった指南書「たった1人からはじめる イノベーション入門」。
イノベーションに興味を持っている人や、自分のやりたい事を見失っている人は、是非読んでみてください、明日から毎日が変わる事間違いなし!!!
●世界観
イノベーションの教科書は書店に行けば様々なタイトルが並んでいますが、難しい横文字が並んでおり、イノベーション初心者は肩に力を入れて読む必要があります。正しく読まないと副作用を起こす可能性がある西洋医学の薬の様なイメージです。
当書は例えるなら「いのべ一しょん入門書」!!!。
様々なノウハウ、経験談がまとめられていますが、作者の体験や想いに包まれた解説が加えられており誰もがすんなり理解し、す~~~~~~っと体の中に入ってきます。読了後にほっこりし、じんわり体が温まってくる東洋医学の漢方薬のイメージ、もちろん副作用もありません。
●読んだ後どうしたいか
当書には、いのべ一しょんを掛け声や、ガス抜きで終わらせないようなノウハウが、日本語でわかりやすく解説されてます。
「起承転結」「忍者と武士」「わらしべ長者」「幽体離脱」等々、、、、
私は壁にぶち当たったときに、繰り返し読み返す必要がある為、心の図書館に所蔵しこれからの活動の指南書としていきます。