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5件
私が大好きな小説家を殺すまで
著者 著者:斜線堂 有紀
突如失踪した人気小説家・遥川悠真。その背景には、彼が今まで誰にも明かさなかった少女の存在があった。
遥川悠真の小説を愛する少女・幕居梓は、偶然彼に命を救われたことから奇妙な共生関係を結ぶことになる。しかし、遥川が小説を書けなくなったことで事態は一変する。梓は遥川を救う為に彼のゴーストライターになることを決意するが――。才能を失った天才小説家と彼を救いたかった少女、そして迎える衝撃のラスト! なぜ梓は最愛の小説家を殺さなければならなかったのか?
私が大好きな小説家を殺すまで
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2025/02/26 21:39
大好きな本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねね - この投稿者のレビュー一覧を見る
読む前と読んだ後でタイトルの印象が変わりました。
先生と梓ちゃんの2人の関係がどんどん変わっていくのがすごく面白かったです〜!
2023/08/24 21:24
神様への信仰心
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狐塚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
行方不明になったベストセラー作家、遥川悠真の部屋で家宅捜索を行う刑事が見たものは、ノートパソコンに保存されたドキュメントファイルだった。彼の作品を心のよすがに生きてきた少女・梓と遥川の出会い、交流、破滅。苦しい展開なのに、読み進める手が止まらなかった。
心の内で「引き留めてくれる人」を待つのなら、そんな選択しなくていい。それでも「引き留めてくれる人」なんていない。
そして、ファンとは、誰かを推すとはなんなのだろうと考えさせられた。
中高生の頃、気が狂うほどに好きだったアーティストのことを思い出した。スマホもない時代、下校すると真っ先に親のPCを開いて公式サイトをチェックし、Wikipediaを暗記していたあの頃。私も彼らの信者であり、彼らは神だった。
神は正しい。神は間違わない。神の生み出すものは最上である。
神に祀りあげられたヒトが遥川なのだろうか。神に近づきすぎて破滅したのが梓だったのか。とても残酷で、とても美しい物語だ。
2022/06/28 17:43
読者も道連れにするタイプかな
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ryuden - この投稿者のレビュー一覧を見る
感情というものは、本当に些細なキッカケが原因で反転してしまうんだなぁとつくづく思った。