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19件
電波女と青春男
宇宙人が見守ると噂されるこの町で、俺の青春ポイント獲得ミッション(具体的には女子との甘酸っぱい高校ライフ大作戦)はスタートした。「地球は狙われている」らしい。同居する布団ぐるぐる電波女・藤和エリオからの引用だ。俺の青春ポイントが低下する要因であり、本ミッションを阻害する根源でもある。天然癒し系な爽やか健康娘・リュウシさんや、モデルさんもびっくりの長身(コスプレ)少女・前川さんとの青春ポイント急上昇的出会いを経たにもかかわらず、俺の隣にはなぜか布団でぐーるぐるな電波女がいるわけで……。……俺の青春って、一体どーなんの? 『嘘つきみーくん』の入間人間が贈る青春ラブコメ!
(元)神様女と宇宙少女
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電波女と青春男 6
2010/09/11 19:56
これまでの伏線が結実したストーリー
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
マコトにとって青春ポイントの大量獲得を目指す文化祭が始まる。前野さんを手伝い、リュウシさんと校内を巡り、噂で聞いていた人を目撃し、という感じで過ごしている間に、こっそりと文化祭を訪れていたエリオは、過去の自分が残したものを感じたり、嬉しい想いをして、青春女への道を歩んでいた。
そして、とある人物が準備したメインイベント、エリオのための文化祭が始まる。
前巻以前の登場したキャラが再登場したり、MW文庫作品とのコラボがこっそり行われているようだったり、連続刊行中ゆえのテンションの継続が見られる気がする。
ここで最終巻と言われても不思議ではない様な、これまでの伏線が結実したストーリーになっている。でも、そうやってエリオに注目が集まった分だけ、マコト周辺のドタバタはいつもよりおとなしい。
電波女と青春男 2
2010/01/03 17:16
女々さんの世界
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
エリオが社会復帰をすると言い出し、真もその手伝いをすることになる。だが、街中に彼女の奇行が知れ渡っているので、どこも雇ってはくれない。幸い、女々さんの仲介によって、おばあさんが経営する駄菓子屋さんの店番を務めることになる。真の方も、マイナス要因は多々あれど、リュウシさんと前川さんによって、青春ポイントを積み上げていくのだった。
リュウシさんや前川さんの視点で起きた出来事を、女々さんを接点にして紡ぎ上げていく。エリオの社会復帰も重要なんだけれど、女々さんにとって見ればそれは目的の一つでしかなく、という感じの物語。拙いながらも試みずにはいられない憑き物落しだったのだろう。
電波女と青春男 8
2011/08/01 22:32
未来へのターニング・ポイント
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版順はこちらの方が先だけれど、内容的にはSF(すこしふしぎ)版を先に読んだ方が良いかもしれない。ニワルの説明があるのもあっちだし。
丹羽真と藤和エリオの前に、昔のエリオのような格好をした小さな子ども、リトルスマキンが現れる。その出現に触発されたエリオは、またもやスマキになってみたり、リトルスマキンに対して師匠として振舞ってみたり、再びマコトは振り回される生活に戻る。だがそんな面倒を、少しは楽しんでみたり。
そしてリトルスマキンの挑発は、藤和エリオのひとつの宣言を引き出す結果となる。これが未来へどんな影響を及ぼすのか?マコトの妄想ではない、みんな幸せなEnding No.1へ向けた歩みが始まる。
もうちょっと、御船流子や前川さんをいじりたかった。今回はダブル・スマキンがメインだからなあ。