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探偵・日暮旅人
著者 著者:山口 幸三郎
保育士の山川陽子(やまかわようこ)は、ある日保護者の迎えが遅い園児・百代灯衣(ももしろてい)を自宅まで送り届けることになる。灯衣の自宅は治安の悪い繁華街の雑居ビルにあり、しかも日暮旅人(ひぐらしたびと)と名乗るどう見ても二十歳前後の父親は、探し物専門という一風変わった探偵事務所を営んでいた。 澄んだ目をした旅人と、人形のように美しい灯衣。名字の違う不思議な親子に興味を惹かれた陽子は、探偵事務所を度々訪れるようになる。そして、旅人が持つある“能力”を知ることになる。匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。旅人は、これら目に見えないモノを“視る”ことができるというのだが――?
探偵・日暮旅人の探し物
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紙の本探偵★日暮旅人の壊れ物
2022/09/24 04:55
6巻
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱりまた重みのある展開に…。
旅人の過去を知る女性が現れ、暗い学生時代のことがわかってきます。
一方、陽子との関係が進んでいる様子には希望が感じられて良かったです!
紙の本探偵★日暮旅人の宝物
2022/09/24 04:50
5巻
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻目のように心温まるお話が多くて安心しました。
主人公以外のキャラクターについて詳しく描かれており、それぞれ面白かったです。
最後、少し不穏な気配が漂い始めて気になります。
紙の本探偵★日暮旅人の贈り物
2022/09/24 04:44
4巻
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
能力を使いすぎた旅人が倒れてしまいます。「1つの感覚に頼るしかなくなったらとても怖いだろうな…」と想像しました。
事件が起こり絶望しかけた終盤、救いがあって良かったです!
紙の本探偵★日暮旅人の忘れ物
2022/09/24 04:39
3巻
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユキジと旅人の出会いや旅人の過去が描かれています。
ますます重みが増してきたように感じました。
2巻と同じく、続きが気になる終わり方です。
紙の本探偵★日暮旅人の失くし物
2022/09/24 04:35
2巻
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
事務所に依頼があり、解決していくという流れは変わらず。しかし、1巻のようなほっこりしたお話だけでなく、シリアスなものも出てきました。
旅人が視覚以外の感覚を失った理由が少しずつ明らかにされていき、早く先を知りたくなりました。
紙の本探偵★日暮旅人の探し物
2022/09/24 04:30
1巻
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
視覚以外の感覚を失い、音や匂いなど目に見えないものを見ることができるようになった主人公。
ミステリー+ファンタジーという組み合わせが面白いです!
紙の本探偵★日暮旅人の失くし物
2015/12/30 18:10
探偵★日暮旅人の失くし物
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
スペシャルドラマでシリーズを読み始めましたが、予想していた探偵物とは少し違っていました。
探偵は警察さながら様々な調査をしたり、事件を解決するものと考えていましたが、本シリーズは視覚以外の4感がない旅人が主人公である愛探しがテーマになっています。
2作目である本作の終盤には旅人の目に関わる事件が触れられています。徐々に明かされていく旅人の過去から目が離せません。続きはきになります。
紙の本探偵★日暮旅人の宝物
2015/09/29 08:49
癒やされるためのはじまり
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親の謀殺事件に対する決着をつけ、日暮旅人は改めて探偵として暮らし始めた。雪路雅彦や山川陽子、百代灯衣との関係もこれまで通りだ。
そんな旅人が関わる、そしてこれまで関わってきた事件のいくつかがここに明らかにされる。
シリーズを通す謎には決着をつけ、第2章として新シリーズが始まったという位置づけらしいが、前シリーズの補足的なエピソードもいくつか収録されている。
そして今巻の最後では、何やら次巻の展開に不安を持たせる人物が登場する。その人物はどんな目的で探偵事務所を監視しているのだろう?
紙の本探偵★日暮旅人の贈り物
2015/03/19 11:26
まとめて購入してから読んでください!
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投稿者:ころりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読めました!謎ありラブありの四冊と少な目ですが伏線がちりばめられていて、見事に回収されていました。
だらだら続けないで潔いくらいに終わってます。
毎巻の引きがやきもきするので、まとめて購入するのをオススメします。
紙の本探偵★日暮旅人の笑い物
2015/02/05 00:14
ネタバレあります
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投稿者:Oku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストスパートがいよいよかかっていて、物語の佳境へと一気に進みます。新事実も発覚しますし、めっちゃ泣きました。まぁ、これはこのシリーズ毎度のことなんですが、今回はすごい!もう涙ぼっろぼろで後半休憩挟まないと文字が読めないレベルでした!次回が最終巻だと聞いて、さみしいような待ち遠しいような(まぁ、正直次巻めっちゃ気になる終わり方でしたので早く続きが出て欲しいんですが、)旅人さんシリーズもいよいよ終わりなんだな、としんみりしました。
紙の本探偵★日暮旅人の失くし物
2011/04/09 19:16
旅人が見る人と人の絆の姿
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
視覚以外の五感を失った代わりに、その感覚を視覚で把握できる能力に目覚めている日暮旅人と、彼に関わる人々を描く物語。連作短編になっており、今回は「老舗の味」「死体の行方」「母の顔」「罪の匂い」を収録している。1本目と3本目は前巻の雰囲気に近いけれど、2本目と4本目は少し暴力の香りがする。
老舗の味は街の小さな洋食屋に関わる、母の顔はシングルマザーに関わる、親と子の物語という共通点がある。また、死体の行方と罪の匂いには、友人同士の関係という共通点があると思う。こう考えると、人と人の関係がテーマと言えるかもしれない。
旅人が彼の持つ能力を使って、物事の善悪・大きさにかかわらず解決していく過程で、彼が過去に出会った、五感を失くした事件にかかわる事実が少しずつ浮かび上がって来るという構成になっている。
前巻よりアクションが多くなった印象があるので、前巻の雰囲気が特に好きだった人には少し違和感があるかもしれない。しかし、旅人が被害にあった事件に元々バイオレンスの要素がある様なので、今回の雰囲気がこの物語のデフォルトなのかもしれない。
紙の本探偵★日暮旅人の探し物
2010/09/25 00:20
他人のためには取り戻せるのに自分には取り戻せない大切なもの
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
日暮旅人は他の人に見えないものが見える。それは声であり匂いであり味であり感触である。彼は視覚以外の五感を失った代わりに、他の感覚を目で見ることが出来るのだ。彼はその能力を利用して、誰かの大切な探し物を見つける探偵をしている。
彼の娘である百代灯衣が通う保育園の保育士である山川陽子は、ある日、子どもの頃から大切に持っているキーホルダーを失くしてしまう。そこから、旅人と彼の能力、そして彼が関わってきた事件を知っていくのだが、その先には彼女に関係のある事件も待っているようで、というお話。
探偵ものだけれど、アクションもなければ、この巻では犯人すら登場しない。現れるのは、何かを大切にしてきた人と、その大切なものだけだ。旅人はその大切なものを大切に思う人の手に取り戻していく。
また、ある意味では、保育士の日常を描く物語と言えるかも知れない。この、陽子が働き、灯衣が通う場所、というだけだと思っていた保育園が、旅人の目的にとっても重要なものになっていくのは意外だった。
初めは短編で様々な事件が起きる物語だと思っていたのだけれど、何人かの依頼人が登場するのは確かながら、その背景には旅人と陽子に関わる過去の何かが横たわっている、長大な物語らしい。そしてその話は次に続く。
紙の本探偵★日暮旅人の探し物
2015/11/28 17:42
ドラマを見て
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ありんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビドラマを観て続きが気になったので購入しました。ドラマも豪華キャストで良かったのですが、原作の方が面白いのでオススメです!
紙の本探偵★日暮旅人の贈り物
2015/08/25 10:36
長い旅路の果てに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
日暮旅人が五感を視覚で代替する能力を得たのは、幼稚園の頃に誘拐され、ロストと名付けられた麻薬の人体実験に使われたからだ。そしてその原因は、父・日暮英一が、秘書を務めていた市長・雪路照之の不正を意図せず暴いてしまったからだ。そしれ彼は、事実隠ぺいのために、妻・璃子と共に事故死に見せかけて殺された。
旅人を誘拐した犯人である白石警部は、突然目の前に現れ、自身の罪を知る旅人に恐れおののき、彼が大切にしていると思われる、娘の百代灯衣の幼稚園の先生にして、かつての幼なじみの山川陽子を誘拐し、旅人を誘い出そうとした。しかし、それを旅人の両親を殺害した犯人である暴力団の熊谷に横からさらわれ、逆に、白石警部の息子まで人質になってしまう。
何かが動いていることを察した旅人の相棒である雪路雅彦と、彼に接触して来た増子すみれ警部補は、過去の事件の真相を記してあるという「山田手帳」を求めて探し歩く。
シリーズ完結巻。ほぼ救いのない結末でびっくりした。旅人が元の暮らしをする決断をしたところは救いだが、両親の死の真相は白日の下にさらされず、犯人や黒幕たちは罪も問われずこれからも生きていき、そして旅人の異常は悪化する一途であることが明らかにされる。
しかし、そこに至るまでの過程で、旅人がどれほどの要素を考慮に入れて身近な人間を集めていたのか、そしてその想いは一体どんなものだったのか、あらゆるポイントで想像する余地を残した結末と考えれば、それほど悪いものでもないのかもしれない。
しかしやはり、分かりやすい救いがあった方が、フィクションとしては安心して楽しめるという気もする。
紙の本探偵★日暮旅人の忘れ物
2015/08/17 14:55
目を閉じれば無いのと同じ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
視覚以外の五感を持たない代わりに、その他の感覚を視て補うことができる能力を持つ日暮旅人。彼のその能力は幼少期に巻き込まれた事件の後遺症であり、それが現在探偵として探し物をしている動機でもある。
今回はいつものようにしんみりしたハートウォーミングなエピソードから始まって、目的実現のための道具の準備、雪路雅彦との出会い、そしてついに過去の事件の真相が明らかになる端緒までたどり着く。つまりは次巻へ続くということだが…。
人生全てを歪められた旅人にとって、復讐をすることが生きる目的。しかしそれは、人との出会いで変わっていくこともできるはず。それなのにそのぬくもりは、旅人の肌には伝わらない。彼が目を閉じてしまえば、彼にはそれは存在しないことと同じなのだ。
彼の目に復讐以外が映る日はやってくるのか?次巻が最終巻らしい。